普段使わない筋肉を一緒に使うことで、より楽に過ごすコツ
あなたは、こんな経験ありませんか...?
ヨガをやっているのだけれど…
・立ちポーズをやると、いつも前腿がキツい。私、ココ筋肉無いのかな?
・椅子のポーズ、いつも前腿がしんどくてホールド(キープ)できない...
・バックベンド、いつも前腿がキツくて上がらないの、私だけ??
・クラスが終わるといつも前腿だけこんなつらくなるんだけど…これ合ってる??
それ、あなたの使いやすい箇所に頼り過ぎている可能性があります。
もちろん、それぞれのポーズにつき、『メインで使う』『メインで伸ばす』箇所はあります。
ですが。
体のパーツは、単独ではいうほど力を発揮できません。
繋がっている個所や、対角線上にある箇所など、関係のある箇所を総動員して使うからこそ、様々な力を発揮し、様々な形になれるのです。
試しに...
両足でまっすぐ立ち、右足だけ膝を曲げ、横方向にできるだけ膝をあげてみて下さい。そしてそのまま膝を伸ばします。(Y字バランスのように)
あなたのカカト、どこまで上がりましたか?
次に。
同じことを、今度は上半身を意識してやります。
両足で立ち、右ひじを曲げ、できるだけ右ひじを高く上げます。背骨も引き上げます。
この状態で、先ほどと同じく、右足だけ膝を曲げ、横方向にできるだけ膝を上げてみて下さい。そしてそのまま膝を伸ばします。
どうでしょう?
最初よりも後の方が、あなたのカカト、圧倒的に高い位置まで上がりませんか?
(※普段から運動習慣のある方向けの確認方法です)
そう。
脇腹から引き上げることで、足はもっと上がるのです。
もちろん、足は脇腹からは生えていません。股関節から生えています。
にもかかわらず、これほどまでに差が出ます。
そうなのです。
体のパーツは、単独で発揮できるパフォーマンスには限りがあります。
が、ちょっとでも関連する箇所を総動員することで、劇的にパフォーマンスが上がります。
それと、同じことをヨガでもやっていけば良いのです。
今回は、立ちポーズでよくある足の形(パールシュワコーナアーサナ、ヴィーラバドゥラアーサナ②など)の前足の前腿が疲れる方を例にとり、丁寧に解説しています。
実はこれはマットの上だけの話ではなく、生活習慣に応用できることなのです。
人には体の使い方の癖があります。
それは長年の生活習慣からついたもので、あなたの体の見た目はもちろん、姿勢、考え方、思考の癖、感情の傾向にまで影響します。
体も、心も。取り換えの効かない大切な道具です。命ある限り、使い続けていくのです。
今まで使えていない未知なるところも含め、あなた自身を大いに楽しんでみませんか?
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