ヘソを左に向けると、なぜ脚の痛みが改善するのか?
熊本国府高校でのコーチ活動で、昨日から熊本に来てます。
昨日は1年生を中心に乳酸測定し、今朝は朝から生徒の動きのチェック。
昨日からひとり、走り方が気になる生徒がいまして。
彼は1月後半から4月に入るまでずっと左シンスプリント症状に悩まされてたんですけど、今ではその痛みも改善して、トレーニングに励んでます。
ただ、まだその動きを見てみると、いつまた脚の痛みを訴えてもおかしくないようなフォームになってたんですね。というのも…
下の動画の前半を見ていただくと、左膝上がった後、膝先が前方に振り出されてるのが見て取れます。
この動きによって左足の着地点が前方偏位してしまうことで、左足荷重時にオーバープロネーションを引き起こします。
左シンスプリント症状の原因はこれで、その痛みは改善したものの、この動きが改善されない限りは、また同じ症状か、もしくは他の症状で悩まされることになるでしょう。
そこで今朝の朝練で彼に、ある介入を行いました。それが…ヘソ左、です。
こちらが、介入後の動画。
彼にはオンラインでのやり取りでも「もっとヘソ左に向けてみて!」とか、ヘソが左を向くようなアプローチを伝えてはいたものの、そこがまだ上手く伝わりきらなかったんでしょう。ここがオンラインの難しいとこ。
では、具体的にどのように介入したかというと…
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高岡 尚司(たかおか しょうじ) ゼロベースランニングクラブ・オーガナイザー 熊本国府高校陸上競技部長距離ブロックコーチ 鍼灸マッサージ師 ランニング足袋・開発アドバイザー ALTRA JAPAN アンバサダー 合同会社エフエイト・代表社員