【雑感】部署対立構造とは❓
<おじさんDX Vol 658>
とある企業で各部署との連携が上手くいかないどころか対立しているケースがあります。以前私の記事のどこかで触れましたが、内部対立は無駄でしかありません。
このような構造はどうして生まれるのかを少々考えてみました。
✅自分の立場から考えすぎている
自身の役割を果たそうとするのは理解できますが、企業としての目的に沿っているのかどうか微妙なケースがあります。
仮にA部署とB部署があったとします。
部署同士が対立関係にあるのは、双方自分の立場しか考えておらず、結果として企業目的には程遠い環境になっているのです。
一例を挙げると営業と生産の要である工場の協力関係が悪いケースなんてそこかしこにあります。
その先にある顧客のコトなんて、殆ど考えていません。
むしろ営業にすれば、何とかするのが工場の役割。
工場側にすれば、当初から営業が無理難題でも受注している。
怒られるような契約をしてきているのだから自業自得だろ的な…。
「感情論」ばかり前に出て、両者歩み寄るコトがないのです😁
✅つなぎ役が必要
部署が役割を果たしたとしても、部署の枠以上に行動するヒトというのは(私が見てきた世界では)あまりいないのが現実です。
一見無駄のように思えますが「つなぎ役」が居ないのです。
そもそも部署って何だろう?と考えていくと、業務の細分化の一環です。
本来は円滑に業務を行うために細分化しているのですが、細分化した分だけ部署なり支店なりが対立構造になるのは何故でしょうか?
当人達にとって正当な意見でしょうが、全体を俯瞰して見る視野がないのです。こうした組織は多い印象がありますし、社内という内側ばかり見ていると衰退します。
✅出世レース=内側(社内)事情
マネジメントが上手くいっていないのもそうですが、このとある企業でのまずさというのは、部署の長(部長)の纏まりの無さです。
互いにライバル意識を持ちすぎて、気付かぬ内に外部との競争ではなく、如何に(内部で)自身の立場を上げていくかしか考えなくなるのです。
経営者や役員が諫めたとしても足の引っ張り合いが、社内で横行します。
前述のように双方自分の立場からしか考えなくなると
さらに
原因を他部署に丸投げしだすのです。
個人的にこうした組織での言い分は、どうでも良いです。
組織内にいると盲目になりがちですので、外部からの視点ってホント重要なコトを知りましょう。