アンソニー・ミンゲラ監督『イングリッシュ・ペイシェント』壮大なラブストーリー
<作品情報>
<作品評価>
55点(100点満点)
オススメ度 ★★☆☆☆
<短評>
おいしい水
スケールの壮大さは認めますが、「はぁ…だから何なんすか…」としか思えなかったです。
全てが淡々と薄味で進んでいくのがつまらないんですよね。美しいシーンもあるがいかんせん薄味すぎて印象に残りません。
ジュリエット・ビノシュのキャラクターの必要性が分からなかったです。いてもいなくても変わらなくない?
流し見する分には退屈しないが、後に何も残りません。彼らがなぜそんなに惹かれあったのかもよく分からないので感情移入もできません。
ウィレム・デフォーはよかったです。セクシーでかっこええ。好きです。
吉原
多くて、何故これが作品賞なのかと思ったけど、後半にかけての盛り上がりが凄くて段々と評価が上がっていきました。
この年の他のノミネートが「ファーゴ」「ザ・エージェント」「秘密と嘘」「シャイン」ってことを考えると意外と妥当なのかもしれません。一般ウケだったら確実に「シャイン」だったろうけど…
ジュリエット・ビノシュとナヴィーン・アンドリュースのカップリングが凄く良かったです。人力フライングで高いところにある絵を鑑賞するシーンとか、キップが爆弾処理をしている現場まで駆けつけるシーンは一生忘れないと思います。全体を通してみると観て良かったなと思える映画だったと思います。前半はもっと削って130分くらいにして欲しかったけど…
<おわりに>
壮大さはいいのですが、少し長すぎますかね。アカデミー作品賞ならではのスケールの大きさが見ものです。
<私たちについて>
映画好き4人による「全部みる」プロジェクトは、映画の可能性を信じ、何かを達成したいという思いで集まったものです。詳しくは↓