【第37回東京国際映画祭】テオドラ・アナ・ミハイ監督『トラフィック』美術品窃盗の裏にある貧困
<作品情報>
<作品評価>
60点(100点満点)
オススメ度 ★★☆☆☆
<短評>
おいしい水
普通によく出来た作品ではありますが、特段印象に残るところのない作品でした。ムンジウ要素も感じることが出来なかったです。
美術品窃盗という物語、そして西欧と東欧の分断という背景を丁寧に語ってはいます。しかしテンポが悪く物語がなかなか前に進みません。
悪い作品ではないですが、『母の聖戦』で見せた強度には遠く及びません。しかし独特の風味はしっかりあるので退屈という程ではないんですよね。コンペの中では水準作という感じではないでしょうか。個人的にはもっと何かが特出していればよかったなと感じました。
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