フェデリコ・フェリーニ監督『甘い生活』イタリア、夜の享楽
<作品情報>
<作品評価>
65点(100点満点)
オススメ度 ★★★☆☆
<短評>
上村
フェデリコ・フェリーニの代表作として名高い作品でありますが、あまり好きではありませんでした。
記者の男がローマを彷徨い歩くという、話もあってないようなもの。
インパクト重視といいますが、そこまで好みの画もなく、ただただ流し見しただけになってしまいました。
やはりフェリーニは苦手です…
吉原
ゴシップ記者である主人公から見た世界の話。3時間の長尺の中で様々なシーケンスが入り混じっていて、それぞれが非常に独立性を持っているのでオムニバス形式の映画とも言えるのかも知れません。
華やかなセレブリティのゴシップを扱っているという職業的性質と主人公の日常が共に描かれることで、彼の心情やその変化がより立体的になっているので「フェリーニは人を描くのに長けてる」という印象を本作から抱きました。
一度に多くを理解することは非常に難しい作品ではありますが、内容が非常に興味深く、何回も観ることでより味わい深くなる作品だと思います。
<おわりに>
フェリーニの代表作とも言える本作、みる時期や年によってハマれるかどうかが変わってきそうですね。
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