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カーティス・ハンソン監督『L.A.コンフィデンシャル』ひねりの効いた社会派サスペンス



<作品情報>

1953年、ロサンゼルス。元刑事を含めた6人の男女が惨殺された事件の捜査にあたっていたロス市警の刑事バドは、やがて売春組織の娼婦リンにたどり着く。一方、殉職した刑事を父に持つ野心家のエド、そしてテレビの刑事ドラマでアドバイザーをしているジャックも動き出す。刑事たちはぶつかり合いながらも、やがて手を組み、警察内部の汚職に立ち向かうことに……。作家ジェームズ・エルロイが著した「L.A.4部作」のひとつを映画化したクライムサスペンス。

1997年製作/138分/アメリカ
原題:L.A. Confidential
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1998年7月18日

https://eiga.com/movie/6028/

<作品評価>

75点(100点満点)
オススメ度 ★★★☆☆

<短評>

おいしい水
とても良く出来た脚本です。なるほどこれは高評価も頷けます。
ラッセル・クロウとケヴィン・スペイシーの髪型同じで見分けがつかなくて時々混乱しました。役者だとやはりガイ・ピアースとキム・ベイシンガーがよかったです。
ひねりの効いた展開で飽きさせないですし、警察の腐敗がもう酷すぎて笑うしかない…

吉原
尺は2時間半弱と長めですが、飽きることなく鑑賞できました。
ケヴィン・スペイシーはスキャンダル、ガイ・ピアースは理由不明で大作には出なくなってしまいましたが、両方とも素晴らしい俳優なので、もっと大作での彼らを見たいです。
ラッセル・クロウも今は大きなクマのような男になりましたが、女性と戯れるシーンは最高にキュートです。彼ほどいかつくて彼ほどかわいい男もなかなかいないでしょう。
もっとサスペンスっぽい感じかと思いきや、結構王道展開だったのがちょっと残念でしたが、舞台の雰囲気と相まって非常に面白い映画でした。

<おわりに>

 非常によくできた脚本の社会派サスペンスです。俳優の演技も素晴らしく、もっと広く観られるべき傑作です。

<私たちについて>

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