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スベリヒユ 畑に生えるスーパーフード!食べなきゃ損な野草

この頃週3ぐらいで農家さんのお手伝いをしている。ネギの畔の草刈りをしてると、それはもうこいつがわんさか生えている。

ここはうちの家の近くだけど、手伝いに行ってる農家さんのはたけには畑にはびっしり。

畔に生える雑草の7割がこの子。

てかてか。

丸っこくてかわいいてかてかした葉っぱ。

厚みが伝わるかな。

とっても分厚い。そしてしっかりしてる。多肉植物ってほどではないけどそっちよりなかんじ。暑さに強そうだ。

立ち上がりはするけど顕著じゃない。地を這うと立ち上がるの中間。

茎は赤っぽくて、こんなにごつい。

硬さがあってしなやか。ぽきっと折れる感じじゃない。

地面すれすれ。

分岐するところは根元からこんなに近いところにある。

手で取る分にはいいんだけど、草刈機で刈りにくんよね~。地面をえぐるかんじでいかないととれない。

花は咲くのかな?最近出てきた気がするし、もう少ししたら咲く?

匂いは悪くないぞ…。やわらかくなれば食べられそう。

こんなにあるんだもん。食べれたらいいなぁ~。

スーパに売ってる!?

畑の野菜。沖縄や東北では野菜として親しまれる。

ネギ畑にあんなに生えていて、草取りして捨ててしまったこの子が食べられる!?

とっとけばよかった~~!!

畑の野菜として知られていて、なんと沖縄や東北地方では野菜として親しまれるとか。スーパーにも売ってるらしい。

ちなみに売っているのは乾燥させたもの。保存もできるすごいやつ。

山鹿では「ひょう」と呼んで、茹でて芥子醤油で食べる山菜として知られていて、沖縄では「ニンブトゥカー(念仏鉦)」と呼ばれ、葉物野菜の不足する夏季に重宝されるとか。

冬期豪雪地帯の当地方では、正月7日の七草粥の青葉の具材の一つとして使われるんだって。ほんとに身近に食べられていた野草なんだなぁ。

スーパーフード!!

ビタミンCやミネラルを多く含むむ栄養の豊富なスーパーフードなんだって!

食べたい!!

主に若い枝葉や花をつけていない茎の先を、茹でてから水にさらし、おひたし、和え物、油炒め、酢の物、煮びたし、汁の実にするとか。辛し醤油和えが一般的みたい。

てんぷらとか味噌漬けにしてもおいしいんだって!

ヨーロッパでは「パースレイン」と呼ばれるハーブで、炒めたりサラダにして食べるとのこと。

ただほうれん草とかと同じ硝酸が含まれているから、サラダはいまいちかも。ちゃんとあく抜きしたほうがよさそう。

お味は…?

ねばねばで、モロヘイヤレベルのぬめりがあるらしい。独特の風味があっておいしいらしい。

noteで調べると、食べてみたレポがたくさん!!

乾燥のさせ方

5分ぐらいしっかりゆでてから、それをトタンやすだれの上でしっかり乾燥させるみたい。これを「ひょう干し」っていうんだって。

冬の間の保存食にもなっていたっていうんだから驚き。

2~4時間位水に浸してから水を切って、たっぷりの湯で茹で水で十分さらすんだって。調理する前日にやっとくかんじかな。

繁殖力抜群!!

畑の雑草と言われる通り、畑の日に当たるところでよく生える雑草。そしてよく増える。

ほんとたくさん生えてたもん。そして、虫に食われてない!!

硝酸が多いからなんだろな。

種もたくさん残して24万個の種を残した記録があるとか。すげぇ。

薬にもなる!天然の抗生物質。

根以外の所を水洗いして、日干しで乾燥させたら生薬になるんだって。名前は馬歯莧(ばしけん)

他にも、五行草、酸莧、豬母菜、地馬菜、馬蛇子菜、長寿菜、老鼠耳、宝釧菜など複数の呼び名がある。

馬とつくのは、葉の形は馬の歯に似ているところからってことなんだけど、そうなのか?馬の歯ってこんな形?

中国では、「天然の抗生物質」と呼ばれるんだって。強力な解毒作用と消炎作用があるんだとか。

ここのページがわかりやすかった。

湿疹や腫れ物、虫刺されには、生の葉の汁をつけるだけでもいいみたい。お手軽でいいやん。畑でなにかあっても安心だ。

スベリヒユまとめ

あんなにたくさんとって捨てた雑草が食べられるお宝だったなんて!!知ってたら持ってかえたのに~!!

家の近くを探しても、とって食べられるようなところにはあんまり見当たらない…。散歩して早くたべてみたい!!花が咲く前に!!!

最後に

この自然観察日誌のnoteは、そんな自然無知の自分が、最近自然を観察することのおもしろさに気づいたことをきっかけに、その日心に留まったものを観察し、少し調べたものを記録したものです。
誤りもあるかもしれません。その時はぜひやさしく教えてください。

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