仏教のお勧め書籍について
これから坐禅しよう、仏教を学ぼうという人へ向けて書きました。
学者にでもなろうとしない限り、必要な本はそんなに多くないだろうと僕は思っています。
坐禅に於ける当面の目的は無分別智の歓喜や法身の自覚へ至る事だからです。
とりわけ無門関に代表されるような禅語録、祖師語録などは10年修行しないと読んでも意味など分からないものとされております。
看経(かんきん)の眼が養われていないからという理由のようです。
龍樹の中論なども語録類と同様でしょう。
仏教語大辞典などの分厚い辞典類も手にしたところで持て余す人のほうが恐らく多いだろうと思います。本棚の肥やしになるだけだと思います。
このおススメリストは過去に一人で閉じこもり、中学不登校に陥っていた自分が助けられたように、同じような人を助けたいという思いから選びました。どれも読みやすく手に取りやすいので、僕のような人がこの一覧の中から一冊でも読んで、その一冊から何らかの感銘を受け、お役に立てられればと切に願います。
※番号順に読むのがおススメ (著者名 敬称略)
①図解 ブッダの教え 普及版 田上太秀
②般若心経 絵本 諸橋 精光
③ブックスエソテリカ 禅の本 学研プラス
④参禅入門 大森曹玄
⑤坐禅のすすめ 山田無文 大森曹玄 平田 精耕
⑥誤解された仏教 秋月龍珉
⑦無常の見方 アルボムッレ・スマナサーラ
⑧無我の見方 アルボムッレ・スマナサーラ
⑨正法眼蔵随聞記 水野弥穂子 (訳)
⑩仏教要語の基礎知識 水野弘元
⑪わかる仏教史 宮元 啓一
⑫禅思想史講義 小川 隆
⑬日本仏教史 末木 文美士
⑭インド思想史 中村元
⑮白隠禅師 仏を求めて仏に迷い 秋月龍珉
⑯法句経 友松圓諦
⑰無門関提唱 川上雪担
⑱心にとどく禅の話 逸話集 禅文化研究所
⑲隻手の音なき声 リース・グレーニング
⑳阿含経典による仏教の根本聖典 増谷文雄
㉑慈悲 中村元
㉒禅 鈴木大拙
㉓禅林句集 柴山全慶
漫画コーナー
①ZEN 釈宗演 高島正嗣
②あっかんべェ一休 坂口尚
③ブッダとシッタカブッタ 小泉吉宏
④ブッダをめぐる人々 1 2 里中満智子
⑤坊主デイズ1 2 杜康潤
⑥親鸞さま 本願寺出版社
noteにもお勧め書籍のリストを書き残しておきます。
これは同じ坐禅会参加者へ向けて仏教の僕的おススメ書籍を纏めたものです。お勧めした書籍群の巻末にも、大体おススメの本が載っているので、その都度気になったら買って興味の幅を広げていくのもアリだと思います。
今回noteに晒すことで一人でも誰かのお役に立てれば幸いです。
モトナリ 合掌三拝
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