その人を知りたければ、その人の本棚を見よ
最近、facebookのニュースフィードが「ブックカバーチャレンジ」で溢れている。
これは7日間、自分の好きな本のカバーを写真にとって投稿するというもので7人につなぐバトンリレーだ。
僕のfacebookでは、たくさんの友だちがブックカバーチャレンジをしていて、つねに本の紹介が流れてくる。
ちなみに冷静に考えてみると、7を10回かけると約3億、11回だと約20億に達するから、ブックカバーチャレンジが12段階目に至る途中で地球の全人口が本を紹介することになる(笑)
(なかには、バトンが嫌いだからそもそもやらないとか自分で止める人もいるし、なぜか自発的に2周目をやっている人もいる)
友だちのブックカバーを見ていると、「あ~やっぱりね」とか「この人がこんな本を!」となったりして、その人の”人となり”が窺えてすごく面白い。
いわば、ちょっとした「他者のオンライン版本棚」を垣間見るようなものかもしれない。
昔から「その人を知りたければ、その人の本棚を見よ」と言われる。
世に無数の本がある中で、わざわざお金を払ってまで購入する本というのはよほど興味がある本にちがいないからだ。
本屋やamazonでなにげなく見て、「なんとなく気になる」とか「心がひかれる」というのは、その人の今までの思考や行動の蓄積によって引き起こるものであるから、
買った本というのは、やはりその人の過去を表しており、その人の現在を示している。
こと自分に関していえば、自宅や実家には5000冊くらいの本があって、
仕事柄その半分は「教育」「学習参考書」「マンガ」で、残りの半分の内訳は
「小説」「ビジネス」「自己啓発」「哲学」「仏教」「歴史」「脳科学」「心理学」「物理」「麻雀」
などが多いから、自分はおよそまぁそのような類の要素から構成されている人間なのだと思う。
自分という人間を知りたければ、自分の本棚を見ればいいし、
他人の性格を知りたければ、その人の本棚を見ると面白い。
(とはいえ、他人の家に行って本棚をのぞく機会はあまりないと思うが(笑))
「あまり本を読まない」という人は、映画やゲームでもいいし、スマホにインストールされているアプリなどでもいいと思う。
一方で、今もし自分を変えていきたいと考えているならば、ふだん買わない本を買って読んでみたりして、自分の本棚に変化を加えていくと、自分というものの構成要素が少しずつ変化していくかもしれない。
ブックカバーチャレンジは友だちの性格が見れてなかなかに面白い。
さて、そろそろ自分も重い腰を上げて、溜まっているバトンに着手してみようか(笑)