「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の興行がいかに凄いか、非ガンダムファンが解説する
1月26日に公開された「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が、大ヒットを記録している。
公開から3日間で興行収入が10億6000万円を突破、9日で18億円を突破。
出足の成績は「ガンダム」シリーズの劇場版としては最高の記録であることはもちろんのこと、昨年大ヒットした「キングダム 運命の炎」や「ゴジラ-1.0」より上の数値。
スタートダッシュだけで見ると、昨年日本国内で公開された全ての作品を含めても第5位に入る圧倒的な勢いです。
これだけでももちろんすごいんですけど、一番の衝撃ポイントはテレビシリーズの放送から18年以上の月日が流れていること。
人気が根強いですねーとか、もはやそんなレベルの話ではありません。
18年経ちゃ、人なんて全然変わりますし大抵の作品は忘れ去られますよ。
というか、高校生の子は「ガンダムSEED」が始まった頃生まれてすらなかったわけですからね。
実際、今年34歳になる僕らぐらいがSEED世代ど真ん中のはず。
もうね、クラスのオタク連中の間で死ぬほど流行ってました。
僕は全くアニメを観ていなかったんですけど、それでもキラ・ヤマトとかアスラン・ザラの名前は知ってますからね。
それぐらいファンが熱量を持って語ってた作品だし、僕ら世代に与えた影響って大きかったんです。
僕自身は、「ドラゴンボール」の影響受けまくってた「機動武闘伝Gガンダム」(1994)以外はフルで観たガンダム作品がないぐらい、あまりガンダムシリーズには触れてこなかったんですが。
だからこそ、今「SEED」が大ヒットしていることの凄まじさが分かる。
調べてみると、「SEED」の映画化はテレビシリーズ終了後の2006年に発表されて以降ずっと進行が止まってたみたいですね。
ファンからすると、待ちに待ち侘びた状態で投下された劇薬。
映画自体の出来も良いみたいですし、これはファンも熱狂を持って迎えますよね。
重ね重ねになりますが、20年近くの時を経てこれだけ多くのファンが待っていること自体が一番すごいことで。
仮に「鬼滅の刃」が20年後に続編を映画化しても、ここまで人が入るとは思えないですからね。
きっと、「ガンダムSEED」はそれだけ濃いファンを生み出す魅力があった作品なんだと思います。
元々固定ファンが多い作品なのでロングヒット推移は難しいと思いますが、スタートダッシュのアドバンテージを考えれば35億円は固いでしょう。
リピーターも多いでしょうから、この後どういう推移になるか注目です。
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