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ようやく君のことがわかってきたぜ、津野よ。「海のはじまり」第7話感想

7話にしてようやく君の事が知れたよ。

STORY:
月岡夏(目黒蓮)は、海(泉谷星奈)と一緒に百瀬弥生(有村架純)のマンションへ向かう。到着後、手洗いうがいで洗面台に立つ海を夏が後ろから抱える。そんな2人の姿を見て、微笑む弥生。
弥生は下準備していたコロッケを冷蔵庫から取り出し作り始める。その様子を見て海は「コロッケって家でも作れるの!?」と驚く。海の母・水季(古川琴音)は生前、スーパーのお総菜のコロッケが安くなった時だけ買ってくれたという。その話を聞いた夏は、かつての水季と海の暮らしに思いを巡らせながら、コロッケを家で作るのはとても大変なんだよと海に話す。
弥生のコロッケを食べた海は「スーパーのみたい!おいしい!」と感激する。その後、夏が離席し海と2人きりになった弥生は、夏との暮らしはどうかと海に聞く。海は楽しいと答え、続けて「夏くん一人占めしてごめんね」と謝る。弥生は冗談交じりに、好きなのに会うのを我慢してしまう時もあるのだと話すと、海は水季もそうだったのかと聞く。そして、夏と水季はなぜ別れたのかと聞く海に、弥生は言葉に詰まる。さらに海は、水季と津野清明(池松壮亮)が交際しなかったのは自分がいたからなのかと弥生に問う。
その頃、南雲家では、水季の四十九日法要と納骨について話していた。朱音(大竹しのぶ)は津野に電話をかける。心の整理がついたら水季に会いに来てほしいと言う朱音に、津野は言葉に詰まり…。

https://www.fujitv.co.jp/uminohajimari/story/story07.html

今回、公式サイトのあらすじ長くない?

ということで、7話にしてついに津野(池松壮亮)の過去が明らかに。
制作側も気合が入っちゃったのかな。

分かってたことですけど、津野くんはやっぱり水季(古川琴音)のことが好きだったんですね。
まあ、ここまできて逆にそうじゃなかったら津野くん生き仏?ってなるんで良かったですけど。
津野くんと水季、付き合ってはいなかったけどかなり強い絆で結ばれてたんですね。

そして、今回初めて水季の弱い部分が見えましたね。
病気で苦しむ姿、死の恐怖に怯える姿。
ここまで徹底的にそういう姿を描かないように演出されてきたので、

そして、水季の死を聞いたときの池松壮亮の演技よ。
リアル感も凄いし、表情だけを固定のワンアングルで撮っているだけなのにあそこまで惹き付けるのは流石だ。

「母性」という言葉を受けたときの反応を見ると、自由な水季と型に嵌ったように見える弥生(有村架純)、意外と似た部分があるのかもしれませんね。
それに対して、似てない人選ぶのも腹立つけど似てる人を選ぶのも腹立つ、というウソがつけな過ぎる男・津野。

この展開の直線には水季が弥生の姿を見かけたことで夏(目黒蓮)と会うのを取りやめていた、という言わんでいいことOF THE YEARみたいなことも言っちゃってましたが、弥生もこの正直さを少し信用し始めているのかも。

7話の主役は1時間通して完全に津野でしたが、来週以降は再び夏にスポットが当たりそうです。
確かに、彼も彼で本音を閉じ込めていそうだもんな。本音が発露してたのって第1話ぐらいで、後は自分の気持ちを押し込めて行動しているようにも見えたし。

案外、ここからがこのドラマの本番なのかもしれません。

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