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人生の真理は、KinKi Kidsの「全部だきしめて」に書いてある
この曲、聴くと泣けちゃうんですよね。
34歳、涙脆い年頃です。
そもそも、KinKi Kidsって名曲がめちゃくちゃ多いんですよ。
山下達郎大先生によるデビュー曲「硝子の少年」や、「ジェットコースター・ロマンス」。
シリアスな「雨のMelody」やどこか儚げな「ボクの背中には羽根がある」、ジャニーズ歌謡ど真ん中の「フラワー」などなど…挙げていくと枚挙に糸間がない状態。
でも、そんな名曲たちの中でもこの「全部だきしめて」は特別な存在感があります。
なんだろう、天才・吉田拓郎先生が描くでっかさが全部詰まっている感じがするんですよ。
すごいのは、主人公と恋人(なのかな?)の間でこれまで何があったかという過去の描写が全くないこと。
この曲は未来と愛、人生そのものだけを一途に歌っているんですよ。
その真っ直ぐさに、30代も半ばになると心を打たれちゃうんです。
2番Bメロの
いいさ 落ち込んでだれかを傷つけたいなら
迷うことなく ぼくを選べばいい
さびしさの嵐のあとで
きみの笑顔を さがしてあげるよ
とかさあ。マジでカッコ良すぎない?
男の僕でも、こんなん言われたら好きになるわ。
きみがいたから 勇気を覚えて
知らない場所も 目をつぶって走れた
きみのために できることを
あれからずっと 探してる
恋とか愛って、本当は全部こうあるべきなんですよね。
相手のためなら勇気を持って行動できて、相手のためにできることを探す。
マジでもう、この曲が恋愛の真理だろ。
全部だきしめて きみと歩いて行こう
きみが泣くのなら きみの涙まで
全部だきしめて きみと歩いて行こう
君が笑うなら きみの笑顔まで
サビの歌詞、マジで無駄が無さすぎる。
どシンプルなフレーズしか使われていないのに一回聴いたら頭から離れないし、笑顔と涙を対比にしているだけなのに奥が深すぎてエーゲ海みたいになってる。
いやほんと、人生色んなこと考え過ぎた時にこの曲を聴くとハッとさせられます。
日々色んなことに悩んで、考え過ぎの大人たちは全員この曲を週一回ぐらい聴いた方が良いわ。
吉田拓郎先生が天才過ぎるのもさることながら、この難しいナンバーを歌いこなす若キンキの二人すごすぎるのよ。
特にサビに至るまでのメロディ、こんなにうまく歌いこなせる男性アイドルこの二人しかいないでしょ?
この二人が歌ったからこそ、この曲は名曲になったのよ。
私は吉田拓郎先生とキンキの二人に一生ついてくる覚悟を固めました。