見出し画像

新感覚の恋リア爆誕。Netflix「THE BOYFRIEND」1〜3話感想

新しい時代がやってきたぜ!

出演者が男性だけのリアリティショー。
そして、それを何の抵抗なく普通に観て楽しめる時代です。
正直言いましょう。僕はめっちゃ楽しんで観てました。笑


前提として、色々オシャレ

まずですよ、この番組のスタッフのセンスの良さを絶賛したいですね。
こんなに社会的意義が大きな作品なのに褒めるとかそこかよ、って感じですけど。笑

まず、OP映像やタイトルロゴがもう死ぬほどオシャレなんですよ。
OPは映画みたいだし、タイトルも洋画っぽい。すごい既視感あるんです。元ネタは何なんだろう。

出演者たちが生活する部屋の中の家具のカラーリングとか、交代でコーヒーショップを開いて距離を縮めるとか、やってることが色々オシャレなんですよ。
ここまで引き込まれた時点で、出演者が全員ゲイとかもう忘れてます。


出演者が全員優しくて、心地よい

恋愛リアリティショーって大体掻き乱し要員がいたりとか、個が強すぎる奴がいて盛り上がっていく、みたいな部分があるじゃないですが。

本作は、そんな従来の恋リアとは異なり出演者が全員穏やかで優しそうなのが非常に印象的です。

多くの人よりも悩んできた彼らは、みんなそれぞれすごく優しくて。相手の言葉に耳を傾けようとします。

そんな彼らを見ていると、こちらも癒される気持ちになってきて。
観ていて心地の良いリアリティショーは初めてだな、という印象を持ちました。


一夏の思い出を切り取ったような美しさ

恋愛が生まれなくても別に良いんですよ。
本編内で、出演者の誰がが言ってました。
「僕らは友達を見つけることが難しい」

僕は、この言葉が一番印象的でした。
そうだよな、ってすごく腑に落ちて。

セクシャルマイノリティである彼らは、恋愛対象の人はもちろん価値観を共有できる人と出会うこと自体が少ないはずで。
そうなると、多分恋人より友達の方が作りづらいんじゃないかなーと。

そんな彼らがそれぞれ思い悩み、友情を育んでいく様子はまるで青春映画の1カットを切り取ったような雰囲気。

新時代のリアリティショーを感じさせてくれる本作、まだ配信は途中なので今なら割と簡単に追いつけます。興味のある方はぜひご覧になって見てください。

…なんか、最近恋リアの記事ばっかり書いてる気がするな。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集