昼は会計士、夜は最強…ハリウッド版「特命係長」じゃん!「ザ・コンサルタント」感想
なんか、ちゃんとカッコ良いベン・アフレックは久々に見た気がするぞ。
という訳で、日本では「アルマゲドン」や「パール・ハーバー」でお馴染みのベン・アフレック主演のアクション作をレビュー。
公開は2016年なので、もう7年前。
全米ではそこそこヒットしたようで、具体的な公開時期は未定ですが続編制作も決定していますね。
まず、男が憧れる設定全部載せ、みたいな主人公像が良いですね。
昼は会計士として働いているが、実はかなり壮絶な過去を持っていて。闇社会では知られている存在である、という。
こういう二面性って、どうしようもなく男を惹きつけるんですよね。ハリウッド版「特命係長 只野仁」みたいな。
言われてみれば、高橋克典とベン・アフレックって立ち位置が似ているような…それは気のせいか。
ストーリー的には、案外攻めている気がします。
アクション作品と謳いながらも、最初の50分間はアクションほぼなし。
しかしながら、展開が面白いので飽きることはない。
で、溜めに溜めた後半はベン・アフレックが大暴れ。すごい勢いで無双アクションしてくれるので、中々見応えがあります。
アクションも凄いんですが、ベン・アフレックって意外とコミュ障がハマる。
若い頃は陽キャの役が多いイメージでしたが…役の幅が広がっている感じがしますね。
物語の進行に伴って主人公の過去が明かされていく構成もGOOD。
弟がいること、優秀な助手は誰なのかという伏線の回収はこれ以上ない程にお見事。久しぶりに唸りましたね。
ヒロインとの関係性もベタベタし過ぎず綺麗にまとめられていて好印象です。
日本ではほとんどヒットしなかったと思うんですが、これは隠れ名作。
「ジョン・ウィック」とか好きな人なら特に刺さりそうです。続編あるなら是非映画館で観たい。