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昼は会計士、夜は最強…ハリウッド版「特命係長」じゃん!「ザ・コンサルタント」感想
なんか、ちゃんとカッコ良いベン・アフレックは久々に見た気がするぞ。
STORY:
田舎町のしがない会計コンサルタント、クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、麻薬カルテル、武器商人、殺し屋、マネー・ロンダリングの達人など、世界で最も危険な顧客を抱える“裏社会の掃除屋”でもあった。数字に関して天才的頭脳を持ち、完璧な闇の会計術で悪人たちの裏帳簿を仕切る一方、命中率100%の狙撃の腕と暗殺術を身に着けた彼は決して彼らの餌食になることはない。アメリカ政府も彼の存在に目をつけ、身元を洗うが、名前は偽名、本籍・私生活も不明、すべてが謎に包まれたウルフの正体を掴めない。そして彼の周りで大量に挙がる死体の山——大企業の不正を暴き、マフィアと違法な取引を重ね、国に追われてまで危険な仕事に手を出す、この男の真の目的とは?
という訳で、日本では「アルマゲドン」や「パール・ハーバー」でお馴染みのベン・アフレック主演のアクション作をレビュー。
公開は2016年なので、もう7年前。
全米ではそこそこヒットしたようで、具体的な公開時期は未定ですが続編制作も決定していますね。
まず、男が憧れる設定全部載せ、みたいな主人公像が良いですね。
昼は会計士として働いているが、実はかなり壮絶な過去を持っていて。闇社会では知られている存在である、という。
こういう二面性って、どうしようもなく男を惹きつけるんですよね。ハリウッド版「特命係長 只野仁」みたいな。
言われてみれば、高橋克典とベン・アフレックって立ち位置が似ているような…それは気のせいか。
ストーリー的には、案外攻めている気がします。
アクション作品と謳いながらも、最初の50分間はアクションほぼなし。
しかしながら、展開が面白いので飽きることはない。
で、溜めに溜めた後半はベン・アフレックが大暴れ。すごい勢いで無双アクションしてくれるので、中々見応えがあります。
アクションも凄いんですが、ベン・アフレックって意外とコミュ障がハマる。
若い頃は陽キャの役が多いイメージでしたが…役の幅が広がっている感じがしますね。
物語の進行に伴って主人公の過去が明かされていく構成もGOOD。
弟がいること、優秀な助手は誰なのかという伏線の回収はこれ以上ない程にお見事。久しぶりに唸りましたね。
ヒロインとの関係性もベタベタし過ぎず綺麗にまとめられていて好印象です。
日本ではほとんどヒットしなかったと思うんですが、これは隠れ名作。
「ジョン・ウィック」とか好きな人なら特に刺さりそうです。続編あるなら是非映画館で観たい。