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結局、1番美味しいちくわパンってどこなの?


北海道のご当地パンの1つとしても数えられる「ちくわパン」。


ソーセージパンの友だちみたいな風貌で、ツナマヨサラダを詰めたちくわに細く伸ばしたパン生地を巻き付けて焼いたパンである。


あの段々になっている見た目って巻き付けているからなんすね。1つ賢くなったぞ。



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元祖は、札幌の人気有名パン屋さん「どんぐり」。

1号店がオープンしたのは1983年で、ちくわパンが登場したのも同時期。きゅうりやチーズなどの試行錯誤を経て現在のツナマヨサラダ(ツナ・マヨ・玉ねぎ)が採用されたのだそう。


この経緯が書いてある「北海道ファンマガジン」によると、お客さんのアイデアがきっかけとのこと。ちくわって弁当によく入っているから、それをパンに使ったら面白いんじゃない?という発想らしい(理由はWikipedia参照)。




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今やちくわパンは、様々なパン屋さんだけでなくコンビニやスーパーでも目にすることができる。

少なくとも道民に膾炙していると言ってもいいんじゃなかろうか。道内に広く出店しているセコマでも作っているし。



私は気を抜くとヘルシーさを求めてしまうので、たんぱく質が摂れるパンには手が伸びやすい。


そういうときの安定択はソーセージパンだが、ある時、ちくわパンも意外といろんなところで作られていることに気が付く。それなら食べ比べをしてみよう!と、一時期見かけるたびに買っていたことがあったのだった。


食べ比べてみて思ったのは、意外とお店によって違いがあるということ。


例えばあるお店では「かもめちくわ」を使っているという触れ込みで販売していたり(スーパーの水産売場でも売っているだけあって、ちくわの存在感がすごい)、ツナサラダではなくチーズが入っているのもあった。


また、パンとちくわの融合度合いも様々。

すっと噛み切れるのもあれば、パンだけがどんどん剥がれていきそうになるものも。パンもシュークリームも歯切れを大切にする私にとっては由々しき事態である。



不覚にもメモしてこなかったため、何箇所のちくわパンを食べてきたか、それぞれの具体的な特徴はほとんど忘れてしまった。



しかし間違いないのは、結局どんぐりが1番だなということ(2024年7月現在)。


ちくわとツナマヨサラダのパワーバランスがちょうどよく、上にニュルッととかかっているマヨも多すぎない。

ちくわとパンが分離することもなく歯切れ良く食べられる。これぞ元祖の風格といったところだろうか。


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しかし、今後の展開は未知数である。

新たなパン屋さんが下剋上を果たすかもしれないし、既存のパン屋さんだって改良を重ねていくはず。

今後も義務にならない程度に(でもメモったほうがいいかもしれない)、ちくわパンの動向を追っていきたい。


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三谷乃亜
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