先日。 有線イヤホンを電車の中で使おうと鞄から出した時、世の中にはびこるあらゆる感情と同様、それらが複雑に絡まっていた。懸命にほどこうとしているうちに目的駅に着いていた。暇つぶしのために音楽を聴こうとは思っていたが、その準備自体が暇つぶしになっていたようだ。 こんな風に、気が付いたら時間が過ぎている類の暇つぶしが結構好きだ。 一つ勘違いしていただきたくないのだが、「さて、暇をつぶすか」と意気込んで暇つぶしをやるほど私は暇ではない。暇な人間だと思われるのは心外である。ぼーっ
リモート会議をする機会が増えてきたので、マイク付きイヤホンを買おうかどうか検討している。今使っているものは確かダイソーの500円商品。ネットで500円のイヤホン買うのは躊躇わずポチれるのに、ダイソーで買うとなると二の足を踏むのはなぜだろう。リトルリーグに大谷翔平が混じっているような威圧感がある。 実際のところ、リモート会議に支障がでているわけではない、と思っているが、相手方がどう聞こえているかはわからない。 もしかしたらボソボソガサガサと、ただでさえ耳障りの悪いダミ声が余計
今年の異常な暑さを報じるニュースや知らせが多い。しかし、それをクーラーの効いた部屋でアイスを食べながら見ている私にとっては、正直実感がわかなかった。基本的に部屋の中から出ずに一生を終えたいという夢を昔から抱いてはいるが現実はそういうわけにもいかない。ネットショッピングだけでは解決できないことも世の中にはあるのだ。 しぶしぶ外にでようかと玄関ドアを開けたが、その刹那、爆速で舌打ちがでてしまった。暑い、というか熱い。ロウリュウかのような熱波に顔面を襲われた私には、不機嫌になる以外
随分前に一度X(旧Twitter)を始めた旨のnoteを書いたが、そのアカウントは訳あって無に帰していた。それ以降、SNSといえばnoteしか触れていなかったのだが、いろんなご縁があってちょっとしたお仕事の話をいただく機会が増えてきた。 本当に、ご縁に感謝だな(小中学校時代の知り合いがfacebookでご縁に感謝し出したら、それはマルチビジネスや宗教に片足つかりはじめたと考えて良い)。 その流れで、やはりビジネス的にもX(旧Twitter)アカウントを持っていた方がいいので
私は昔から特に好き嫌いはないのだが、フルーツティーは好んで飲まない。好んで飲まないというだけなので嫌いでも苦手でもない。ただ好まないだけ。飲んでいる人をくさしたり軽蔑したりすることも勿論ない。その代わり私が飲んでいるものにもケチをつけたりしないでほしい。私はミルクティーが昔から好きなのだ。 有名どころで言えば、リプトン、午後の紅茶、紅茶花伝あたりだが、総じて好き。ミルクティーは製品による味の差がハッキリしているので、"利き"はあまりにも楽勝だろう。私にとって利きミルクティー
梅雨入りなのか神様の涙なのかよくわからないが、中々の雨が降っていた。外を出歩くのが億劫になるレベルではあったが、大量の心の憑き物(僕の心のヤバい奴)が洗い流される気がしたので実質プラマイゼロ、むしろプラ。 災害級の大雨という事前の触れ込みもあって割と身構えていたものの、幸い周辺に被害はなかった。よかった。 災害のハードルが下がるのは個人的に良いことだと感じている。命や生活の危険が脅かされる可能性がわずかにでもあるのであれば、どんどん警鐘を鳴らして危機感を煽るべきだと思う。
1日の大半をキーボードを叩いて過ごす私が大変便利でお世話になっている機能が予測変換。よく使う言葉を覚えてくれているため、文字入力に際してかなりの省エネが可能となる。便利。嬉しい。 常々取引先とメールをする私にとって、使用頻度ナンバーワンワードはよろしくお願いします。だと思う。 よろしくお願いします。と言っておけば大抵のことは滞りなく進んでいくし、言わないとほぼ、よろしくなくなってしまう。人間関係をはじめとする万物をよろしくするワード、それがよろしくお願いします。なのだ。 よ
更新の間隔が空いたからといって、クオリティの高い文章がアップされるわけではない。 賢明な読者諸君に対してこのようなことをわざわざ言う必要はないのだが、自分の小さなプライドを守るためにあえて記しておきたい。これは言い換えると、たとえ1か月更新が空いたとして、その1か月間良い文章を練りに練っているわけでもなんでもないということだ。 なので今か今かとzarinamoのnote更新を待っていたおよそ900万人のフォロワー(円周率がおよそ3で教育された世代なので、基本的に数字は概算す
日常的にメールをよく使うのでしょっちゅうメールを確認しているのだが、今日届いたドミノ・ピザの宣伝メールは気になった。 「1枚買うと2枚目が"なんと"10円!!」 いや、1枚買うと2枚目無料とかやってたよね。 10円ってむしろ高くなっているよね、って思ってしまった。 "なんと"じゃねえよ。 でもピザは大好きなので注文するかめちゃめちゃ迷っている。そんな昼下がり。 そういえば、スーツでも2着目1000円とか、革靴でも2着目半額とかって結構ある。 それで売って良いということは
ZARDが好きで、昔からよく聴いていた。というよりは、親の車で自然に流れていたので耳にすることが多かった。 某愛で地球を救う番組で必ず流れていた「負けないで」は、学生時代のマラソン大会で脳内エンドレス再生されていた。 ZARDの良さを一から百まで語りつくせるほどのフリークではないが、この場を借りて一つだけ言いたいのは「坂井泉水さんは邦楽史上最高位の美人」であることだ。 美人やかわいいを定義することは難しく、もちろん人にはそれぞれ好みやタイプがあるので完全同意を得られるとは
空が青い、あまりにも青い。台風ファミリー(一家)とはまた違うのかもしれないが、空が青すぎると、綺麗を通り越して不気味に感じる。明るいはずなのにむしろこの世が終わるように、死を覚悟している。 なんでもほどほどがいい。 昔の話だが、ある時ジョギングをしようと急に思い立った私は、やろうと決めたその日にいきなり15km走っていた。慣れない運動を120%フルスロットルでやったものだから、走っている最中はハイになって(俺は風…)とあの頃の高橋尚子ばりのランを見せていたが、帰宅後即酸欠
男ってのはいくつになってもずっと子どものまんまね、なんて峰不二子が言っていたような言っていなかったような気がするけれど、本当にそうだと思う。 この歳になっても結局カレーとハンバーグが一番好きだし、敵だったキャラが味方になって共闘するシーンが大好きだし、旅行土産に木刀を買うか今でも悩む。 そしてもちろん今回の台風の襲来でテンションがあがっている。ビュービューと吹き荒れる強い風、窓をたたきつける強い雨、突然の停電、全部テンションがあがる。 ただこんなこと言うと「台風で被害にあ
ちいさい咳が止まらない。咳をするたびに喉が渇くので常に飲み物を入れている。ちいさい咳、乾く喉。ちいかわ。私はちいかわだったらしい。 ケホケホと漫画のようにせき込む毎日なので、相も変わらずマスクは外せない。暑くなってきたので正直マスクの苦しさはあるのだが、個人的には口まわりがしっとりとする加湿効果は案外心地よくて、この夏もマスクをしたまま越していくのかもしれないな、とマスクの下で呟くなどしている。 「もうマスクなんてする必要ない!」と言う人を全く批判するつもりもないし、そん
先日よくわからない高熱が出ました。この歳になってからの38度というのは思っているより大ダメージのようで、ここ数年でも突出したしんどさでした。38度を超えてしまう怖さを朝鮮半島の人々と同じように味わっていました。そんなブラックジョークを堂々と言えてしまう節操のなさに、まだ熱が尾を引いている気がしてならないのですが、それでも次の季節は近づいてきます。 速度を落としてくれと頼んでみたところで、未来永劫時間の進み方は変わりません。先々の予定があれば夜眠ることが楽しみになるものですが
昔、カフェラテとカフェオレの違いを知りたいなあと思って調べたことがあったのだけれど、その内容は忘れてしまった。ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いはなんだろうと思って調べたこともあって、その内容も同じように忘れてしまった。 調べた時は「なるほど!」とか「明日誰かに言おう!」とか意気揚々としているくせに、結局自分にとってそこまで必要ではない情報は、すぐに忘れてしまう。ラテとオレの違いなんて、カフェで働くことなど無縁の私にとっては取るに足らないことなのだ。 コーヒーは好き
朝と夜の気温差があまりにも激しい。 上の者にはこびへつらい、下の者には偉そうにするあの頃の上司のようなその温度差に、若干体調を崩しつつある。 水を張ったバケツに墨汁を一滴垂らしたように、じわじわとダメージが広がっていく感覚があるものの、熱があるとか咳が止まらないとかそういったことではないので、元気と言えば元気。 ただ四肢に中ぐらいの石を結び付けたようなやんわりとした身体の重さは依然として消えない。 こういう時は、旨く栄養のある肉を食べるに限る、となかやまきんに君のような