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ような
朝と夜の気温差があまりにも激しい。
上の者にはこびへつらい、下の者には偉そうにするあの頃の上司のようなその温度差に、若干体調を崩しつつある。
水を張ったバケツに墨汁を一滴垂らしたように、じわじわとダメージが広がっていく感覚があるものの、熱があるとか咳が止まらないとかそういったことではないので、元気と言えば元気。
ただ四肢に中ぐらいの石を結び付けたようなやんわりとした身体の重さは依然として消えない。
こういう時は、旨く栄養のある肉を食べるに限る、となかやまきんに君のような単純明快な思考回路で、仕事帰りにスーパーに寄った。
語尾が「ですわ」の育ちの良いクラスメイトのように普段は決して目を合わせることのない、ちょっとお高めのステーキコーナーにまっすぐ向かい、サファリパークを自転車で通り抜けるような恐怖にも似たドキドキ感を味わいながら、とりあえず値段の高い肉を、鷹が獲物を狩るような速度でつかみ取りレジへ。
表示された金額を見て、シャワー中急に熱いお湯が出てきた時のような「うぇっ」という声がでたものの、ズボンのチャックが空いていることを指摘された時のように敢えて冷静に振舞うことを心がけた。
家で焼いたステーキはそれはそれは旨く、風呂あがりに飲んだポカリスエットのように急速に栄養が行きわたっていくのを実感。
「肉こそパワーだ」とビックリマンもビックリするような名言を心の中で唱えるなどした。
自分の調子を一番わかっているのは自分なのだから、(人に迷惑をかけない程度に)やりたいことをやればよい。
今回の雑記が3歳児がスケッチブックに思いのままに描いた絵のように取り留めのないものであることはわかっているが、今の私が表現できる精一杯として、ふと吹き抜けるそよ風のように、あなたの心を通りますように。