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ちっぽけな生活#2

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2021年12月の記事一覧

#6 さよならグッドバイ

時間に少しゆとりが出来るとすぐ人恋しくなる自分の身勝手さを痛感している。
自分は貞操観念だけはしっかりしていると思っていたけど、そうでもなかった年が終わっていく。ここに未熟さや青さが出るのだろう。

君は今何しているの?と頭がそればかりになる恋愛の頃。
知ったところで一人と一人だ、どこまでも。ゆっくり丸まる地平線の先までも。

2021年の私は、独りでにしっかりと地に足つけることをしたくて、本を出

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#5 どうか分かりやすい愛を

 人を選ぶ時、見た目を見ない人はいないだろう、という当たり前の事実が私に重苦しくのしかかっていると感じる最近。それは悪気のないからかいが生む感情であり、私の気にしすぎと言えば気にしすぎであり、尚且つのところ、心の闇と言えば心の闇である。

 去年とてつもない美人と仲良くなってから、その人と一緒にいることが多くなり、必然的に劣等感という感情が増した。私自身は自分の容姿は割と好きだが、それが周りの人間

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#4 ユメに苦しむ

この世の最大の矛盾。
脚本家になりたいという夢を持ちながら、脚本を書いたりプロットを書くとき生きていて1番辛い。

今夜もプロットに悶え苦しみ、死にかけていました。
なんでこんなに寒いの???寒さに凍えながらパソコン打ってたら肩凝った。パソコンが最近バタリと急に落ちるのもやめて欲しい。

辛かった...また命削った様な心地。

物語を作るのは、どうしていつも苦しいかな。今年のスクールの課題は全て提

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#3 甘いものを頬張って

昨日40歳くらいの会社の先輩と初めて飲んだ。
社歴17年...の貫禄ある話に打ちひしがれた。

仕事を円滑に進めたり、無闇に傷つかないためには、演じ分けることだと言う。
人によって演じ分け、その人のスイートスポットを掴む。ゲームの敵を攻略していくように...。

家庭にいる自分と会社にいる自分、今飲んでいる自分は全部違うからこそ本質的な自分の柔らかいところを守れるんだよと聞いて深く納得した。

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#2 夢の国へ

生活が荒れている。やっとかなきゃと思っていたことが悉く終わっていない。そう言う時は身体が沈むようにうんざりしている。

大事な連絡の返信もないし、私ばかりジタバタ空回りして、ないがしろにされているようだ。

付き合いで夢の国へ行く、京葉線に揺られ、
何も進歩しない自分を今日も恨んでいる。

簡単に愛されればいいのに、とよく思って、無理な事もよく分かっている。

すれ違う人達はどうやって心を保ってい

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#1 ヘブン

胸に沈むぼんやりとした哀しみが夜を支配してくる。深い闇夜を更に暗くする。

感情が私の中に生まれた時に哀だけ取り上げて欲しかった。愛と哀が同じ響きなのがなんだかまた複雑だ。息苦しくなっていく。水に沈むみたく。

救いは文字の中にあるのか、温もりの中にあるのか、はたまた孤独の中にあるのか、そのいずれにもないのか。救われたいと毎日毎時毎分毎秒思ってしまって、思ってしまった。

私は部屋を1人で綺麗に片

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