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石橋を叩く暇もない

こんばんは。現在22時前。今日はもうこんな時間になってしまったのに、まだ何も書けていない。

晴れたり雨が降ったりと今日も相変わらず大気が不安定だ。また誰かがやって来ているらしい。ドイツは嵐の原因になる低気圧がやってくるたびに「Marco」といったような名称が付けられるのだ。日本の台風9号とか10号のようなものである。

それはさておき、今日はそんな強風の中、知人のところへ向かった。ケーキをいただきつつ、コーヒーを飲んでいた時にふと「コロナ禍で変わったことは何か」のような話になった。

もちろん変わったことは多々あるのだが、ここでいう変化は生活態度のようなものだ。

同じようなことを数日前に11歳で小6の娘とも話していたのだが、「パリに行っておけばよかったなー。ノートルダム見たかったのに燃えちゃったし」そんなことを娘が言ったのである。そして二人で出した結論が「行きたいところがあったら誰がなんと言おうとすぐに行く」ということだった。行ける時に行っておかないと見たかったものが火事で焼け落ちることもあれば、コロナ禍のような不意に起こる疫病で旅行に出れなくなってしまうこともあるからだ。

躊躇は不要、行動あるべし

ということで意見は一致。二人して心に誓った。

ママ、旅行に行けるようになったらパリにすぐに行こうな
エッフェル塔はまだあるやろうし

娘は念を押すようにその時に言ってのけたのである。

これ、本当にその通りなのだ。実はコロナ禍であろうがなかろうが、人生何が起こるかなんてもともと誰にも分からないのである。もしかすると次の瞬間にパタリと倒れて死んでしまうかもしれない。1秒先のことも予想が付かないのが人生なのだ。一寸先は闇とはよく言ったものだ。

ただ、やはりそんなことを意識しながら生きている人などほんの一握りであり、普通の人はまだまだ先は長いとばかりにやりたいことを先延ばしにしたり、失敗を恐れて石橋を叩きまくり、これまた今すぐ行動に起こさない場合がほとんどなのだ。

去年のコロナのパンデミック以降、身に染みて感じたこと。それはやりたいことはできるときにやっておかないと何が起こるか分からない、これに尽きる。

実際にできなくなってしまってからでは遅いのである。

しまった!あの時に〇〇をしておけばよかった!!

今、こんな風に思っている人が自分も含め一体どれほどいることだろう。想像に難くない。

石橋を叩いている暇などないのである。なんなら邪魔な石橋を叩いて崩してしまってもいいのかもしれない。そして、自分の足で勢いよくピョーンと飛び越えてしまえばいいのだ。


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ベルリンのまりこさん
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