『一流の睡眠』を読んでみた
こんにちは!ざきさんです。
最近は修論に追われて研究室に泊まったりしていますが、意外と快適でびっくりしています笑
昨日の発表練習はぶつけ本番でいったのですが案の定やばかったです笑
そういえば最近、睡眠が犠牲になっているかもしれないなーと思い、以前読んだ『一流の睡眠』(裴英洙)という本に書いてあったことを振り返りました。
そこでその内容をかいつまんで皆さんにシェアしたいと思います。
読もうと思ったきっかけ
この本を手に取ったのは昨年の11月頃でした。その頃は生活のリズムが崩れており、たくさん寝たと思っても疲れが取れなかったり寝起きが悪かったりしていたので睡眠をどう変えれば良いのかを知るために本書を読みました。
本書のポイント
①睡眠は"時間"よりも"質"が大切である
②睡眠の質は知識で解決できる
③自分や他者をマネジメントをする場合、能力だけでなくパフォーマンスが発揮できているかという観点で見ることも大切である
①睡眠は"時間"よりも"質"が大切である
私たちはついつい睡眠時間を気にしてしまいがちです。例えば、「1日7時間は寝ないといけないのか」「睡眠サイクルは90分ごとになっている(レム睡眠とノンレム睡眠が90分ずつ繰り返されると言われている)からそれに合わせて寝た方が良いのか」といった感じです。
しかし、睡眠時間については一概にこの時間が良いとはいえないそうです。なぜなら、人間には個体差があり睡眠サイクルは微妙に異なっていますし、その日その日のコンディションによっても最適な睡眠時間は異なってくると考えられるからです。
一方で、睡眠の質についてはあまり目が向けられていません。上記のように睡眠時間ばかりが注目されていますが、いくら睡眠時間が取れていても、睡眠の質が悪ければパフォーマンスは向上しません。このことから睡眠の質に注目することは睡眠時間よりも重要であると考えられます。
本書では睡眠の質を高めるために良い生活習慣が多く紹介されています。
②睡眠の質は知識で解決できる
「睡眠の質を改善するには何か難しく大変なことをしなければいけないのでは」と思われる方もいるかと思います。答えは否です。
本書を読んでもらえるとわかるかもしれませんが、ちょっとした習慣を実践することで睡眠の質を改善・向上させることができます。習慣には、食生活や行動様式、マインドセットの変更など様々ありますが、意識さえすれば簡単に取り組むことのできるものになっています。
いくつか紹介すると、
・朝起きたら日光を浴びる
・お昼に20分の仮眠をとると午後のパフォーマンスUP
・就寝を1日の終わりではなく、翌日のスタートであると捉えてみる
・寝る直前はなるべく強い光に当たらないようにする
などなどです。他にもこのように簡単にできることが多数紹介されています。
③自分や他者をマネジメントをする場合、能力だけでなくパフォーマンスが発揮できているかという観点で見ることも大切である
私たちは誰かを評価する際に能力で評価していると思います。もちろん能力は立派な指標であると思うのですが、その人のポテンシャルに注目してみるのも大切なことだなと気づかされました。つまり、その人がどのくらいのポテンシャルを持っていて、そのうち何パーセントのパフォーマンスを発揮できているのか、ということです。
マネジメント的にいうと、その人のパフォーマンスを受け取るだけでなく、引き出すことも管理者として必要な能力であると言えるでしょう。
感想・まとめ
睡眠にしても仕事にしても"時間を管理すること"に意識がいってしまいがちですが、本書を読んでみて、"パフォーマンスや質"に注目することの方がより大切なのだなと気づくことができました。
睡眠の質はちょっとしたことを実践すれば変えることができます。睡眠は私たち人間の長い人生において非常に大きなウエイトを占めている活動です。
睡眠の質を高めることができれば、人生をより豊かになると思います。その質を高めるノウハウがたくさん書かれているのでとてもオススメの一冊です。
本書では食生活や行動にフォーカスが当てられていましたが、枕やベッドなどの睡眠環境についても自分で調べてみようと思います。