ふと思い出す子育ての味を記す
長女が2歳ぐらいの時の話だ。
食事中に長女がピギャーピギャーと叫び出した。
何事かと思ってみ様子を伺うと、指先に米粒がくっついてしまい、それを振り落とそうとしていたのだが。
米粒が取れなくてイライラした長女は、俺の口元にその米粒を押し付けてきた。
俺はその米粒をペロリと頂いた。
またしばらくして、長女がピギャーピギャーと叫び出した。
今度はオカズのそぼろ的な何かが指先くっついてしまい、それを振り落とそうとしていたのだが。
そのそぼろも、俺の口元に押し付けてきたので、ペロリと頂いた。
そんなやり取りが数回続いた。
おかしい。
そんなに同じような事ある?
ふと、長女を凝視していると、思いっきりハナクソをほじっていた。
そして、ハナクソが取れると
ピギャーピギャー叫び出すのだ。
そして、コレも何とかしてくれと言わんばかりの表情で俺の口元にデリバリーしてきている。
ねえ
いつから?
もう何回もパパ食べてるよ。
あぶなかった。
俺は幼少期にハナクソを食べて鍛えていたから何とかなったけど、素人だったら膝から崩れ落ちたり違いない。
この程度は漢方と一緒だ。
ちょっとだけ泣きたくなる漢方だわ。
そんな長女も、来年度から中学生。
ちゃんと育ちやがれ。
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