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パフォーマンスを上げる『振り返り』のススメ

社会人になってから習慣化している方が多いであろう、振り返り。
最初は上司や先輩から勧められてやり始め、
次第に効果を実感して習慣化に至った方も多いのではないでしょうか。

振り返りの効果検証としてハーバード・ビジネス・スクールが
コールセンターで実施した研究(2014)によると、
1日15分の振り返りをした従業員は、何もしなかった従業員と比較して、
10日後のパフォーマンスが23%も優れていたという結果もあるようです。
振り返りの習慣をつけることは、
マインドやパフォーマンスの向上に効果大と言えるのでしょうね。

一方で”振り返りをやってはいるもの、
あまり期待しているような効果を感じられないんです・・・”
というお話を伺うこともあります。
そこで今回は、仕事の効率がアップする
振り返りのコツについてご紹介したいと思います!

▼コツ1:反省と振り返りは全く別もの!だと心得る

いろいろな方のお話を伺っていて感じるのは、
振り返りではなく、単なる反省になってしまっている
かもしれないということです。

このふたつの言葉は意味合いとしてはとても似ているのですが、
微妙に方向性が違いますので要注意です(^^)
下記に簡単にまとめてみました!
反省は
・出来事を良いか悪いかでジャッジする
・変えられない出来事に対して「自分のせいで」とか
「申し訳ない」と責めたり、追求したりするというものです。

振り返りは
・出来事をジャッジせず、全て意味があると捉える
・未来のためにどうしたらよかったのか、知恵を生み出すというものです。

たとえば、「上司の指示を聞き洩らした」という出来事があったとします。「上司の指示を聞き洩らすなんて無能だ」と責めるのが反省。
一方、「指示の聞き洩れがあるから、必ずメモを用意しよう」と
建設的に考えるのが振り返りです。

Photo by Cam Adams on Unsplash

いかがでしょう?
同じ出来事を経験しているはずなのに、
どちらをやっているかで得られる効果が
まったく違うことは想像に難くないかもしれませんね。

▼コツ2:自動的に振り返りができるフレームを設けて、
則って実行する

「反省と振り返りの違いはわかった。けど、
クセでどうしても反省になってしまう・・・!」
ということもあり得るかもしれません。
自助努力のみでどうにかしようとすると、
誰でもそうなってしまいますので思考回路を新しくクセ付けすべく、
フレームに則ってやってみるのがおススメです(^^)

フレームは各自で好みの形を作っていただいて問題ないのですが
”次はどうするか?”という対策は、絶対に外さず入れるのがポイントです。

一例として
①事実:起きた出来事
②感情:出来事によって感じたこと
③教訓:出来事によって学んだこと
④活用:教訓を具体的な行動としてどう使うか

という感じもいいかもしれませんね。

今よりも成長、前進したい!という思いがあるからこそ
日々振り返りの時間を作っていると思います。
未来の自分の知恵を増やせる行動をとっていきたいですね。
日々精進(^^)/

人事コンサルタント
金森 秀晃

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