読書メモで、ときめき採集。
最近はじめた読書メモ。
興味関心があれこれ移るタイプですが、これは結構いいぞと。
noteに出合った時と似た感覚かもしれません。
この人真面目だなぁと私の好感度があがるか、めんどくせぇ奴だなぁと途中離脱するか、高級食パン食べたくなるか…どうだか。
そんなお話です。
・・・
まずは読書メモはじめたきっかけから。
私は、頭を何回転もさせますがそれが速い方ではありません。
それに忘れっぽい。
だから人と比べてなんか欠けている気持ちになったりします。必要がなくとも私は迷わず比べる方の人です。
そして言葉を飲み込むことが多い。
サラリと出る言葉とウッと飲み込む言葉。
飲み込んだものは、案外口溶けがよくそのまま忘れてしまう…。
その忘れた飲み込んだ言葉のことが気になる。何か大事だった気がする。
いつも選ばれなかった方のことが気になる私の性分からきているのであれば、大事だかどうか本当のところは分からない。
あのシナモンドーナツはどんな味だったんだろうって、チョコドーナツ食べてる最中考えるんだから。
それで、あのとき口に出さなかった理由って何だっけ?何を飲み込んだんだっけ…?あれ…?
頭の中でゆっくり何度も回る。
読書しても忘れるのが虚しい。
本とステキな時間を過ごせただけでは不安な、弱さがある。
それで今回読書メモはじめました。
欠けを埋めたい、と。
やけに真面目ですよね、そうですよね。
暇ですよ、それは間違いない。
必死に見えますかね、そうかもしれません。
・・・・
じゃあその読書メモ、具体的にどんな感じでやってるのか、ちょっとご覧あれ。楽しいよ。
まずはこんな感じで書いてますを。
で、道具も結構大事だなと思ってます。
ペン先は、真鍮、ガラス、ステンレスと種類がある中、1番テンションの上がらない見た目のステンレスを選んだ。
紙に沈んだときの感触を重視した結果。
紙はMDペーパーの「描く」を愉しむってやつに書いてます。
F3変形判とやらの1番大きいサイズです。
沈むペン先が、ほんとうに気持ちいい。
しっとりすべすべ。ほんのりオフホワイト。赤ちゃんのおしり。
こいつが食パンに生まれ変わったら間違いなく美味しいですよ。
紙が食パンだとしたら、あのつけペンは牛乳。
それくらい、合う。
で、インク代わりに水彩絵の具使ってます。
これはジャムとも言えますね。
好きな青3色ぶち込んで、筆で混ぜたジャム。
紙にのせたら薄くなっちゃうので、濃いめに作りました。
次に、手順とそのこだわりについて。
読む本は、図書館で借りてきます。
買うとメモしなくていい気持ちになるので、借ります。
できるだけ最後まで読めそうだなと思えた本を借りるようにしています。
曲だって途中でプツッと切るのは申し訳ないからできるだけ最後まで聴く私です。
書くのは、心に残った言葉、一節でも二節でも、ちょっと書きたくなった絵、忘れたくない場面、など。
なるべく、1ページに収まるように。そうでないとキリがないので。
あとあと読み返したくなるように、文字が透けても支障のないページ配分で書くようにしてます。
かなりカタチから入っています。
どこかから「ぷ、洒落こけやがって!」と聞こえてきます。
「うるせぇ、そうですよーだ」と返したら、
私の読書メモ完了です。
・・・・
この読書メモのお陰で、忘れたときは思い出せる。ほんといい。
「あれ!あれなんだっけ?宇宙からのあの尊い物質の名前…」……
「そうそうニュートリノだ!!」と分かったとき、あのとき好きだ忘れたくないと大切に描き込んだ気持ちがまたブワァと蘇ってくれる。
言葉だけで、ときめきは取り戻せる。
初恋の人の下の名前はどこかで見かけるたびドキンとするでしょう?そして、なぜかなぞってしまうでしょう?
補足すると、“忘れたときに思い出せる”ってのは私にとってすごく大事で。忘れたことはきっと価値のなかったものだ、と思ってしまうんですよ、自分の中で。
もちろんそういうものもたくさんあるけど、“忘れたくない”“忘れてしまうなんて悲しい”も同時に存在するので、それをノートに保管してる感じです。
忘れると全て失ってしまう気持ちになるのは、私がまだ未熟だからですかね。すぐ写真撮りますし。
あと単純だなぁと思いますが、勉強しているぞって充足感も得られ、コレほんといい。
勉強したいんでしょうね。
「アタシ、なんか勉強してるんだぞ!」とでも思ってないと、高級食パン食べるのが後ろめたい朝だってある。
そんな朝がたまに訪れて困る。
とてもいい循環を生んでくれている読書メモ。
今度湧いた自分の言葉は飲み込まず、口にしていけるといいなぁ。
積極的に、口にしていけるといいなぁ。
・・・・おしまい・・・・
あぁ、高級食パンも積極的に口にしたい!!
乃が美を初めて食べたとき、野蛮に食パンに食らいついたこと、忘れられません。