とらとりさかな
可愛いものをたくさん買ったので自慢するだけの記事です。
先日、久しぶりにパワフルな休日を過ごした。
実家の母が新しく購入したという箸置きがとてもかわいくてうらやましいと騒いでいたら、母が買ったお店に連れて行ってくれることになり、その前に前から行きたかったアリス展に行こうという話になり、当日その場の流れで心斎橋にも立ち寄ることになったため、天王寺→心斎橋→三宮の大移動になった。普段の外出では絶対にしない、繁華街のはしごである。
前から思っていたけれど、母は娘の私より格段にバイタリティが高い。
それにあてられてか、珍しく本と食べもの以外の買い物をたくさんしてしまった。
■オニツカタイガーで買った虎
母の希望で寄り道した、心斎橋のオニツカタイガー(神戸店で売り切れていたスニーカーを探していたらしい)。お目当ての靴を抱えてほくほくの母の隣で、気づいたら私までトートバッグを抱えていた。
ナチュラルな帆布とゆるい手書き文字というほっこりコンビに、獅子舞みたいなインパクトのある虎の顔がどーんと君臨しているギャップに一目ぼれ。虎がプリントではなくてちゃんと刺繍されているので妙な迫力がある。
大きさはよくあるお弁当用サブバッグを一回り大きくしたくらいで、マチもしっかりあるので財布、スマホ、ポーチ、ハンカチに文庫本と小さめの折り畳み傘くらいなら余裕で入る。トートバックサイズの展開もあった。
外出先でこいつの顔を見ると妙に元気になれて良い……険しいのにやけにユーモラスなお顔……。おしゃれのためにというよりは虎の顔を眺めたいがために買ったのだけれど、ベースの鞄がシンプルだからか、意外といろんな服に合う。
ステロタイプの関西のおばちゃんはよく虎(豹?)のでっかい顔がついたトップス姿で描写されているけれど、私の中にほんのりその萌芽を感じた。
■栄町で買った鳥
当日一番のお目当てがこちら、小鳥の箸置き。
どうですかこのとぼけたお顔、丸いフォルム!
なんで頭にリンゴ乗ってるの! という微妙なシュールさふくめてかわゆい。
ひとつひとつ表情や彩色の具合がちがって、選ぶのに15分くらいかかってしまった。
お店は神戸きってのお洒落エリア・栄町の「凛」さん。
他にも素敵な器がたくさんあったので、器がお好きな方はぜひ。
■地元で買った金魚と鯉
箸置きを買ったあとはそのまま実家に帰って酒盛り、のために寄った地元の酒屋でお猪口に吸い寄せられる。ひとつ400円! お安い。
つるりときれいな水色のお猪口を、
覗きこむと金魚と鯉が一匹ずつ。
ぽてっとした金魚とすらりとした鯉を見て、母に「あんたと○○君(夫)みたいやねぇ」と言われる。
お酒を入れると水面がゆらゆらして、鯉が池の中にいるみたいだ。釉薬の溜まりがちょうど身体の下にできた影に見え、ほんとうに泳いでいるよう。
かわいそうで熱燗は入れられないな、と思った。
以上、どうぶつモチーフの小物を見るとついつい引き寄せられてしまう体質を遺憾なく発揮した休日の買い物記録でした。