加藤貞顕さんの話と、思うこと。
noteのフォントが好き。
サンセリフとゴシックの方。
ムカついた事も 深く考えた事も ポエミーな事も 嬉しかった事も、淡々と伝えてくれるフォント。
もの申しても伝わりすぎないし、嬉しくてもはしゃぎすぎない。私にとってnoteは、行間とフォントの生み出す「空気」がしっくりくる、居心地の良い場所。
今回はこのnoteを作っている1人、加藤貞顕さんの記事から。読んだ記事は3つ。『魔法としての言葉(1)』『ハヤカワさんに「編集者の仕事」について聞かれたので書いてみた。(2)』『オタクは人の心が分からない(3)』。
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|| 文字と言葉
冒頭のフォントの話。
昔から私はそういう趣味だった。
小学生の頃には、友達や吹部の先輩の文字に憧れて真似してた。中学生の時は、飛び抜けて器用な友達の字を真似してた。高校では書道部に入った。隷書 を審査員のセンスと戦いながら、毎月のコンクールに向けて大量生産していた。大学に入るのも、文字デザインだった。
だから、文系オタクほど言葉に関心がない。
それよりも行間や字間や文章の “白さ” 、改行や文字のリズム、行の折り返し、そういう “視界” の方が気になる。ちなみに私の記事はスマホ用なので、パソコンの人からすると読みづらいかもしれない。
理系オタクの加藤さんは、言葉を魔法だと言う(1)。
魔法を「目に見える力を行使せずに、なにかを動かすこと」と定義し、それに「言葉」を当てはめた。清少納言が、言葉で風景を切り取って「人々の『世界に対する視点』が変」わったように、今のクリエイターたちも、『エモい』みたいな「言葉」で「世界の方向性」を変えていく。
そのためのnoteなのだと。
|| 作者と読者
そして、今の編集者でもある彼は、編集者の仕事を「ひとが想いを伝えるのを助ける仕事」と定義する(2)。
それは、かつての『いいものを作ればいいんだよ』の時代が終わったから。作家から読者までを綺麗に繋いでいた「お金のつながり(エコシステム)」が崩れてきたから。
現在は、いいものを作るのは最低条件。そのうえで、うまく伝えて、売る必要があるわけです。
その土台がnoteやcakesなのだと。
私はデザインを見るのが好きだ。でも相手の求める要望からものを生み出すのは苦手だ。だからデザイナーにはなれない。
自らの意思や考えを表明するのが好きで、伝えるのが好きだ。だからアーティストにはなれるかもしれない。私は多分、自分にとって「いいものを作ればいいんだよ」の人だ。他者貢献を意識すると、訳わかんなくなる。
こういう人はどうしたらいいんだろう。そんなのは簡単で、noteに繋げてもらえばいい。クリエイターとして、読者/視聴者との間に入る人や物に助けられればいい。そして、何かに使えそうだと思ってもらえた時に、使って貰えばいい。
そのためのnoteなのだ。
|| 論理と生理
アーティスト的という意味では、感受性はかなり高い方だと思う。だから、ストーリーのある話が苦手だ。というのも、感情移入なんかよりも強固に入り込んでしまうし、その中で殺意や憎悪など強い感情を抱けば、ずっと持ち続けてしまう。現実世界の人に対しても同じ。「なんで辞めないの?なんで逃げないの?」みたいなことを思ってしまうから、特に不幸話は苦手だ。
理系オタクには、恋愛が論理らしい(3)。
理論知なので全てがロジック。膨大な経験データベースを取得して初めて、統計的で平均的な “正解らしい態度” が導き出される。
しかし、そうやって後天的に学んだ知識は、現実社会では、すぐにボロが出る。実際の人間関係は、もっと繊細な事象に満ちているし、ゆるやかなバランスの上にある。
だから余計なことを言ってしまうことも多々ある、という。
身体知だと、全てが生理的判断。生理的に好きか嫌いか、楽しいか悲しいか。コンマ何秒の世界。コミュニティの中で、それがずっと鍛えられる。判断マッチョ。だから、理系オタクの思う感情なんぞ、手に取る様に分かる(場合によって精度に差があります)。
加藤さんは、オタク(の一部)に対して、人工知能という “論理の枠を超えて生理(感情)にアプローチをする技術” なんて面白くないか?と呼びかけた。この記事は数学同好会の告知だった。
章の最初に戻るが、私は感受性が比較的高い。そして生理的な人間だ。
一時は論理を身につけようと学校にいっぱい通ってみたけど(義務です)、やっぱり無理。受け取ったように話したい、今ここの幸せを積み上げる方がいい。
こんなだから、ビジネスには数字に強い相方が必要かもしれない。数字じゃなくても、実務を強くやりたいと思ってくださる相方。相方は何千万人いてもいい。
私はnoteを使って、色んな人にやりたい事を言いまくる。そして最初はやってみせる。みんなが、それならやろうか?と言ってくれるまで。
そのためのnoteなのだ。
この記事は私の製作委員会の告知だった、かもしれない。
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そろそろ自己紹介の記事出します。
思い出した時、気が向いた時に覗いてみてください!
やりたい事、書いておきます!
それを見て、「これならやりたいけど、やる?」ってのがあったら、ドシドシご連絡ください!
☺︎ 本記事のインスピレーション
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