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=読書感想文=モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

実は、本田直之さん大好きです。2011年に、レシピ本か何かを借りに行った近所の図書館(世田谷図書館まで徒歩ですぐ行ける場所に住んでいた)で、返却本コーナーに置いてあって、ふと手に取った本が「レバレッジ・リーディング」この本は、単に本の読み方を書いた本ではなく、この本の引き寄せ効果は凄まじく(本には引き寄せ効果がある、次々本が本を呼び終わりのない旅となる)、立て続けにレバレッジシリーズを読み、巻末のお勧め本を読んでは、それらの本の引き寄せで、数年間というか今に至るまで、読みたい本がないとか見つからないとかいう日は1日もなく、常に読みたい本を抱える生活となっている。

読書習慣をつけたい人は、本田直之さんの本を最初に読むといいかもしれません。

そんな本田さんが、親友四角さんと書いた最新図書を本屋で発見しました。
普段は、気になる本を発見した時に以下の段階を踏みます。

・図書館検索
→ない
・アマゾン中古
→ない
・キンドルか、紙の新品を購入(どちらかは、近しい友人にあげたいかどうかで決めます。キンドルはあげられない)

この過程を踏むのは、コストを抑えるというのもありますが、物を増やしたくない。一度読んだ本はまとめるので、二度読むことはほぼないからです。
かと言って、購入した本を二束三文で売るのは気がひけるというのがあります。これに関しては、長くなるので、別の記事にします。

この本に関しては、読んだ後友人にあげようと思って購入。

場所にとらわれず働きたい人。今の仕事のやり方を変えたい人、新しいガジェットが好きな人。自分のやりたいことはなんだろうと思っている人におすすめです。

–この読書感想文の読み方–

本の中から、気になった言葉(文章)を引用しています。「 」の部分です。本を純粋に楽しみたい方は、ここを読まずに本を入手されてください。
「→」は、私の感想です。

読んだ人によってそれぞれ心に刺さるポイント、文章が違うと思います。
読んで見たいと思ったら、実際に読んで、再びこの文を読んでいただき、
私の着眼点との相違を楽しんでもらえれば幸いです。

そして、あなたの新しい発見や問題の解決のヒントになったら嬉しいです。

–スタート–

主題は、「モバイルボヘミアンとは、「仕事」のためだけに生きるのではなく、「好きなこと」を中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。」とのこと。

さて、どうやってこんな素敵な人生を送ればいいのでしょうか。

「仕事のために生きるのではなく本当に自分がやりたいことのために生きていい。」

→日本では、様々な美徳、道徳というものを小さい頃から、刷り込まれて行く気がする。
これはこれで素晴らしいことだけど、人と違うことをしてはいけない、一つのことを終わらせて、片付けてから他のことをしないとけない、勤勉でなくてはいけない等々、こんなに愉しく、楽して生きていいのだろうか?こういう罪悪感を覚えてしまうのは、あまりいいことではない気がする。
 自分がやりたいことをやっていいんだよ!っていう提案は素晴らしいと思う。ただし、実際にできるかどうかとその人が寝食忘れてできるやりたいことを人生の中で見つけているかどうかは別の話。

「世の中確実に便利なっていうのに働く時間が増えるのは本末転倒」

「生きている時間のすべてを自分の時間として取り戻すことが可能である」

「デスクトップパソコンとノートパソコンとiPhoneを仕事で使う割合
2000年100パーセントデスクトップパソコン
2005年デスクトップとノート半分半分
2010年デスクトップは使わなくなったノートパソコン7割IPhone 3割
2015年ノートパソコン2割IPhone 8割」

→これは挑戦してみる価値があるけど、iPhoneの絶対的なモニターの小ささだけは、ちょっとどうにもし難いと思っている。
携帯でできる限りして、どこかで巨大モニターに接続する必要があるかと思う。とりあえず、ノートからタブレットに移行してみる。

「今この瞬間にできるできないはどうでもいい話、大切なことは来るべき時代に自分はどうなっていたいのか」

「キーワードはモバイルテクノロジががもたらす時間、場所、会社、収入源の制約からの解放」

→モバイルは、諸刃の剣だと思う。うまく活用できれば、場所を問わず働くことができると思う反面、場所を問わず束縛されてしまう可能性もある。

「働き方は副業から復業」

→多数の興味、多数の仕事は、集中力散漫でも、多動性でもなく、それぞれ深めることができるなら、それぞれのシナジー効果を生むこともあると思う。

「寿命ある人間にとって時間は命であり最も貴重な資源である。
少しのお金をケチるためにこの命を無駄にするということは決して行っちゃいけない」

→ちょっとした工夫、ちょっとしたお金で解決できることは多い。不便だな、時間かかるなと思うこと、なんの工夫もなしに忍耐で乗り切る時代ではない気がする。

「二人のホームプレイスの共通点:
東京移動と仕事の拠点として活用。
インターネットが通じている。
多くの人が訪れたいと思ってくれる場所でいること。
 ニュージーランドやハワイは多くの人が訪れたいと思ってくれる特殊な場所なので人生において大事な人との出会いが起点となる」

「何を中心に生きたいのか。それが実現できる場所で暮らし自分の時間と自分自身を取り戻す」

→これはちょっと難しい。意外と何を中心に生きたいか自分でわかっている人は少ない。

「旅で費やす時間もお金も消費ではなくすべてが収入につながる投資
見てきて感じる全てノ経験は仕事や暮らしのアウトプットにつながる」

「今まで蓄積した好きなことや特技、仕事の専門性や強み。それに新たに入るインプットを掛け合わせて自分にしかできない誰にも真似できないオリジナルコンテンツにする」

「趣味を仕事にしようとか好きなことを仕事にしたいとは少し違うそうではなく垣根をなくすという考えが重要」

→好きなことを仕事にしたから好きなことが楽しくなくなったとか、好きなことは仕事にしてはいけないとかいうことを聞くけど、
こういう段階では、まだ仕事と好きなことの垣根がなくなっていない気がする。

「今までは1つのスキルを突き詰めることがいいとされて来たがこれからは組み合わせがオリジナリティを満たす」

「トップサーファーになるのは難しいが。サーフィン好きな人らハワイで不動産ビジネスをしている
 この組み合わせは積み重ねによりハワイにはサーフィンがめちゃくちゃ上手いサーファーにあった物件を紹介してくれる不動産屋がいるという評判が口コミで広がる」

「日常生活でものを厳選するミニマム思考を持つこととモノ増やさないコツはあればいいかもではなくなくてもいいかもに焦点を当てることつまり足し算ではなく引き算思考」

「今はマニアックであればあるほどブランドとコンテンツの価値が高まる時代自分がやりたいことを狭く深くおり避けてSNSやメディアで発信してるとそれがオンリーワンコンテンツとなる」

「まずはマニアックメディアに1000人から1万人程度から作り始める」

「マニアックメディアの小さな視線を重ねながらこれらをコツコツ増やしていく手法をコアファンの構築という」

「どんなジャンルでも必ずマニアックメディアは存在する」

「クレージーになって突き詰めたことおお具体的に言葉で表現すると人生でモットモ多くの時間を情熱そしてお金を投資してきたことになる」

「発信する情報やコンテンツがマニアックであればあるほど個人のブランドは強く。」

「個人ブランドと発信力を支えるのはSNSのフォロワー数と専門メディアでの連載である」

「1番重要なこと
 何を中心に生きたい?と聞かれた時あなたは即答できるだろうか
  もしそれが分からない場合今すぐ旅に出てみることをすすめる」

「最後に自分を知る
 自分を知ることはあらゆる生き方に通じる根幹的のことでありこれがなければ自分が何のために努力しているのか見えなくなってしまう
 今の立ち位置と自分の向かいたい方向をしっかりとしておかないとあらゆる準備が無駄になってしまう」

→いい本だったけど、本当に最後の答えは教えてくれなかった。もちろん自分で探すものだから。最近、いろんな場面で、自分が本当にやりたいことは何?という問いをよく見る。そして、人生は有限なんだよというメッセージもよく受け取る。カラーバス効果なのかもしれないけど、これを見つけないことは何も始まらない。

この本から得られるヒント。人生の最優先事項は、本当に自分がやりたいこと探す出すことが最優先事項。

最後に、最近「ほぼ日」の募集要項が目に止まった。一般的な応募陽光に加えて課題があった。

・課題(必須)

1)株式会社ほぼ日を志望する理由を教えてください。
2)あなたが思う存分、自分の力を活かして仕事ができるとしたら
どんなことをやりたいか、教えてください。
3)あなたが心から好きなものについて教えてください。

1)は、ともかく、2、3を即答できる人はどのくらいいるのだろうか。

--終わり--

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