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=読書感想文=名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法

福岡に来て、最初に困ったことは、行きつけの歯医者がないこと。

東京では、レントゲンも撮らずに、カールツァイスのすごいルーペをつけて、見るだけで、治療して行く歯医者さんにお世話になっていました。

歯科衛生士もつけず、一人で、受付から、バキュームや歯石取りを全てを一人でやる凄腕だった。手が何本もあるように見えた。

いいのか悪いのかわからないけど、とにかくレントゲンを撮らないことと、むやみに削らず、ちょっとした虫歯は、きちんと歯磨きして、様子を見ましょうと言ってくれる。そういう訳で、そんなに歯医者に行くことはありませんでした。

福岡に来て、生活を変えて、しばらくしたら歯が痛くなることが多くなった。そして、痛くないけど、明らかに黒くへこんでいることろがあることがわかり、しぶしぶ歯医者に行くことにしました。

最初の歯医者は、軍医出身、海外派兵にも参加したという手練れ。

しかし、人気のためか、とても混んでいて、時間通りに行って、1時間待つことはざら。その上、処置台の上で、30分以上は待つ。

なぜかその先生は、超忙しく動いて、3つ横に並んだ診療台を使って、3人同時に処置する。歯科衛生士さんにガンガン指示を飛ばす。あまりの激戦に、工具が飛んで、衛生士さんが床を這いつくばって探すことは日常。腕はいいと思われる。即判断、即決、即治療。しかし、それだけ早いのに、毎回の治療は、3人同時に行なっていて、1時間くらい座って、口を開けているけど、治療されているのは、15分くらいな気がする、、、何しろ、3分やっては、隣に行くという感じで、何度も何度も行くことになる。毎週、戦場で負傷した兵士のような気分で、向かうのが嫌になって、1本治療が終わったところで、適当な理由をつけていかないことにする。

この歯医者さんの名誉のために言っておきますが、混んでますし、患者さんと仲がいい、代々来ている人が多そう。腕はいいと思います。ただ、個人的にあいませんでした。

次の歯医者さんは、すごい空いている。予約が取れないときはないし、1回の治療で、1本の治療が完了する。おっとりとしていい雰囲気。ゆっくりと長い時間をかけて治療してくれる。たとえ神経の治療をしたとしても、次の回には、銀歯が入っている。

いい歯医者さんに出会えたなと思ったら、治療後数ヶ月してから痛い。変だなとかいうことで、もう一度治療して、最後は、隣の歯が虫歯になっているのかもと、ちょっと黒いからとのこと。そこを大きく削って、中も黒かったからと神経の治療をして、再び銀歯。一回にじっくりやってくれるので、また数回で終わってしまう。やっと終わったと思ったらまた痛い。

再診したら、治療は終わっているので、きっと体が悪いのだろうという。
首を回し、肩を揉んで、背中を叩く。

「パソコン作業が多いでしょう〜体がコチコチで歪んでいる。ここから歯の痛みがくる。整体に行きなさい。」

即答しました。「ありがとうございます。はい、そうします。(心の中で、もう来ません)」

と言いつつ、素直な私は、一応整体に行ってみる。近所で噂の触るだけで治る整体に行きました。
状況を話して、施術してもらいます。ユーラ、ユーラ、ユラユラユラ、、、、はい。6000円です。

私に取っては、効く効かないの問題ではありません。いやーよかったスッキリーとかいう感覚が欲しいです。マッサージみたいなものを求めてはいけないのでしょうが、もう行きません。

この整体師さんの名誉のために言っておきますが、いろいろなものが治ったと評判で、口コミで行きましたので、腕はあると思います。ただ、個人的にあいませんでした。

次!

もう嫌になって、適当に新規オープン!開店!みたいなところに行きました。

今までの中では一番いいと思います。まず、予約に対する信頼があります。時間通りに行って、時間通りに通してくれます。10分遅れるだけで、受付の方が、腰を落として、「申し訳ございません。時間通りに来ていただいたのに、治療が押していまして、10分ほど遅れます。」と言ってくれます。

歯医者さんイコール予約時間に行って、さらに待たされるが当たり前だったのに新鮮です。

現状確認、状況説明、治療の方向性、顧客の希望を嫌という程確認してくれます。治療中は、事細かに写真を撮ります。どこをどうして、どうなったか教えてくれます。

時計修理で言ったら、中身ダメですね。全部交換して、なんか詰めときます。時計の機能は死んでしまいましたが、外観は元に戻りました。(こんな時計修理ありませんが、、、)が意外と普通にある歯医者さんの中で、こういうことを説明してくれて、とても嬉しいです。そして、歯磨きのチェックがとても厳しいこと。予防にとても力を入れている感じです。とても信頼が置けます。

だだ、唯一気になるのは、普通のレントゲンのほんの2枚分の被曝ですという、最新CTスキャン。2枚はいいけど、その前に普通のレントゲンもとるから、3枚のような、、、超滅菌うがい薬の勧めや、添加物満載の歯には素晴らしくいい、歯磨き粉などなど、歯の健康のためなら、他の健康は、、、のような感じが、私の健康志向で、歯磨き粉は、茄子のヘタ焼き、レントゲンは撮らない。麻酔するくらいなら耐えるをして来た身としては、歯の健康と体の健康が繋がっていないような気がしていた。

この歯医者さんの名誉のために言っておきますが、今まであった歯科の中では最高です。ちゃんと真面目に患者さんのため、歯のためにやってくれています。ただ、健康志向の私には、ちょっと疑問点が多い。

すっごく長くなりましたが、そんな時にこの本に出会いました。

「名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法」

ちょっとよくある胡散臭い健康本に見えますが、歯がいかに体にとって重要かが書いてあります。これを読んだら、普通の歯医者さんには怖くて行けませんので、要注意です。人によると思いますが、健康志向の私には、ジャストフィットしました。私は、この理論が腑に落ちました。

かいつまみますが、ドックベストという、歯の再石灰化という自己再生能力を最大限生かして、削らずに治療するというものです。画期的です。傷口が治るように、歯が勝手に治るイメージです。

ただし、非常に厳しい制約があります。

生活と食べ物、体の状態が密接に歯と関係しているという理論です。
基本的に糖類を取らないこと。砂糖は一番害があるとされています。そして、体を弱アルカリ性に保つこと。

つまり、大好きな甘いもの。肉、魚、コーヒーなどの酸性のものを控えるということです。マクロビかヴィーガンにならないといけないです。

もしかしたら、歯を削るより辛いかもしれません。

この下は大体のまとめです。今までの歯医者さんの治療に疑問を持っている方、健康に興味がある方にオススメです。

–この読書感想文の読み方–

今回の読書感想文は、ポイントだけ抜いています。

–スタート–

糖類を取らないこと。食後30分は、歯磨きしないこと。
虫歯、歯周病になる5大要因。

1. 砂糖
2. ストレス
3. 運動不足
4. 微小栄養素不足
5. 薬物

30歳過ぎたら、カルシウムより、マグネシウムを取る。

口臭は免疫低下のサイン。免疫力が落ちると細菌が繁殖しやすくなるから。

がん患者と歯周病患者の共通の5点

1. 糖質を好む
2. 低体温である
3. 交感神経が常に優位にある
4. 呼吸が浅い
5. 酸性体質である

1日3食にこだわらない。お腹がすいたら食べる。食べるときは、ゆっくり噛んで食べる。忙しくて、短時間で流し込むくらいなら、食べないほうがいい。日本人は、近代に3食食べるようになった。ヨーロッパでは、3食食べる習慣のない国も多い。

決まった時間に、短時間で食べる。これは、学校給食によって、習慣づけられたもの。

現代日本人は、お米をそんなに取る必要がない。その他のエネルギー源が多すぎる。

野菜等のおかずから先に食べて、最後にお米やパンを食べる。

–まとめ–

それぞれなぜかを書くと、元の本ができてしまいますので、とにかくこれを注意するということを書きました。腑に落ちないと実践できませんし、または続かないと思いますので、気になる方は読んでみてください。

この驚異的な治療法を行える全国の歯医者さんリスト付きです。

ただし、繰り返しますが、この本はある意味、衝撃的です。
読まなければよかったと思うかもしれませんので、注意してください。
それは、読んだが最後、甘いものが食べられなくなるからです!書いている今も食べたい!

でも私は、知ってしまった以上やります。何しろ、健康オタクですから。この本を読んだ日から、お菓子を食べていません。道具を全部揃えた、コーヒーやめました。糖類、肉魚避けてます。そばたくさん食べてます!十割で打ったら、炭水化物ゼロ?です。

ポジティブに考えましょう。

簡単に言えば、糖質制限ダイエットで、なおかつ、酸性物質を避けて、肉魚を取らなければいいというだけです。
ダイエットもできて、歯も体も健康になるという素晴らしい考えです。身長173cm、体重50kgの私がどこまで痩せるか、または太るのか(健康に太るという面もあるとちらっと書いてありました)のかわかりませんが、本件は、引き続きレポートします。今の治療が終わったら、ドックベストの治療を受けてみます。


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