ヅラバレしていると思いますが…医療用です。
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…のです。
今年の夏、noteのプロフィール欄(160字以内でまとめる所)にサラッと追記し、Twitterのプロフィール欄には、ツイートで宣言してから追記しました。
医療用ウィッグユーザーであることを。
リアルでは初めてお目にかかったTwitterのフォロワーさんにも、
「この下、髪の毛ないんですよ。殆ど抜けていて。眉とまつ毛もだいぶ抜けてきています」
などと話し、地毛で問題なく外出できた頃の最後の写真もお見せしました。
医療用と聞いてもなお、TVCMでありがちな「地毛となじませる」タイプの部分用おしゃれウイッグを連想する方が多いでしょうか?
メーカーの営業さんに来ていただいた時には、私もそのつもりでいました。
でも、小学校高学年時代から繰り返している円形脱毛歴と、実際の抜け方で全頭型(頭にすっぽり被るタイプ)を勧められました。
人工毛素材で、お値段はローンの金利・手数料を含めて、31万円ちょっと。
そのお値段でも「医療用」なので、おしゃれ用より20万円は安いということです。
出来上がってきた時は、つむじの位置や地毛の色・太さの再現度、バレにくさに感動しました。
それから5年半弱……「経年劣化」という四字熟語がウイッグの上に見えるような気がしてきました。
ウイッグのお手入れをするメーカーさんの個室サロンでも、つむじ部分のシリコン素材の劣化や抜け毛(ウイッグにもあるんです、コレが!)の多さから、修理や新調を勧められました。
でも、現在、心身の不調を抱えているフリーランスワーカーに、ローンは組めません。(ローンの話は「#お金ライター」企画参加記事で触れる予定。)
できれば同じメーカーさんで修理や新調をしたいけれど、百貨店で見つけた「修理代よりもお手頃な医療用ウイッグ」で妥協して新調できれば……などと思うようになりました。
“ハイブランド”に似つかわしくない言動のサロン店員さんの口から
「うちは“ハイブランド”ですから、どうしてもそれに見合ったお値段に…」という言葉を聞かされると、それなら接客態度も含めて、百貨店でいいか…なんて気持ちになります。
「医療用」ではあっても医療費控除の対象にはならないし、ましてや健康保険の適用などない、専用のお手入れ用品一式も安くはない、なかなかの「金食い虫」です。
災害でウイッグを失うことになりでもしたら、「ウイッグよりも生きていることが大事」などと綺麗ごと、教科書のような言葉は言えません。
既に「ヅラバレ」しやすい劣化具合のウイッグで外出するストレス、眉やまつ毛まで抜け落ちた原因がわからない不気味さだけでも、心が病みますから。
容姿の中で、一番褒められることが多かった髪の毛。
初対面で「ロングにしたこと、ある?」と聞かれることが多かった髪の毛。
触り逃げされたこともある髪の毛。
ハサミが逃げたり、校則で認められるヘアピンや細いヘアゴムが滑り落ちたりしてしまうのは困ったけれど、父譲りのキューティクルキラキラな髪。
なまじ髪を褒められた思い出は、ウイッグの劣化が進むとともに心の傷を広げていきます。
このアカウントの最初の記事「キズ」は、失った髪を思って書いたものです。(当時、薄いなりにまだ眉とまつ毛はありました。)
「ヘアドネーション」でできたウィッグの行き先は、子ども達だけなんですよね……(ため息)。
(2018年10月20日 追記)
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