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おかんのホットケーキはとにかくぶあつい。

発達でこぼこシンママのゆずです。

あざが治らないです。
旅行から帰ってきた日、
洗濯ものがいっぱい詰まった
スーツケースを
自転車のかごに入れて出発して、
わりとすぐこけました。

もうバランスを維持するのが無理でした。
私は曲芸師か。

青黒いあざが。


あれから数日たちましたが、消える気配が
ございません。
海原やすよともこが漫才で、
「年取るとたたみの上で寝た後とか、
消えへんし、傷もなかなか治らへん」
と言っていたのが
わが身にふりかかってまいりました。
(関東の方にやすともが~~って言っても
あまり反応がなかったのですが
このネタ通じるかしら!?)

そのネタは見つからなかったのですが
(削除されているのかも!?)
大阪と東京の違いのネタ、
あるある過ぎてツボにはまります。
しらんけど、ネタも。
吉本の大御所ですね。


今私は、あざのある、
ちょっとサイコパスな女です。

そんな自己紹介いやだ。


ぶあつい、愛。


父の話はうかつにも笑
登場させてしまいました。
今日も元気です。
プラモデルの作成にも余念がないことでしょう。
恐ろしく手先が器用です。


今日は母の話を。

母は生真面目で、
よく声の通る私の倍は声が大きい。
隣の隣の市くらいまでは平気で歩く、
私より体力のある60代。

関西人は母のことを「おかん」というので
今日はおかんでいきましょう。
(あれ、これって方言…?)

おかんの料理で一番好きなのは
特別に分厚いホットケーキ。
22歳で家を出てからも、
ホットケーキといえば、あれ、なのです。

22センチフライパン
(家族の野菜炒めとか作るサイズ)で、
それいっぱいに広がる生地。
じっくり、じっくり火を通していきます。
一枚一枚小さめを作るのではなく、
フライパンに
一気に生地を流し込み焼いていました。

「ホットケーキは一度フライパンを温めて
ぬれぶきんで冷ます。
そして、最後まで弱火が基本。」
やで!とおかんのアドバイス。

私なんてせっかちなので突如中火にし、
すぐにその掟を破ってしまいます。


今思えば、あの分厚さを弱火でじっくり
焼くのは時間がかかっただろうな。
日曜日の朝、
まだ幼稚園の弟と私がリクエストすると
「ちょっと待っててね」と
言って、ホットケーキを焼く後ろ姿。
エプロンなんかしちゃって。



あのくそ生意気(失礼、)だけど
当時はかわいかった弟と
どんどん甘い香りの漂ってくるリビングで
わくわくしながら焼き上がりを待つ。

あの焼いてくれた時間は
愛をかけた時間だったんだなと、
大人になり子どもをもつ立場に
なって気づきました。

ちなみに、母になり改めて知ったのですが、
ホットケーキって洗い物多いですよね笑
たまるボウル、フライ返し、生地がべったり。

今娘たちが楽しんで
ホットケーキを
焼いている後ろ姿を
見ながら
あの時のおかんの気持ちを
考えるのです。


たまにレーズン。
たまにすりおろしたにんじん。
こちらは野菜を食べさせたい
親の愛の陰謀。
あそこには
少しでも栄養をとってほしい
おかんの願い。


あの分厚さをどうやってひっくり返して
いたのか、もうその技を
なかなか見ることができません。
フライ返しのプロだったのか。

新幹線に乗らなければ母には会えないから。

お正月に帰ればおせちだし、
そんなに長く滞在できないから
母が朝ごはんには
孫の好きなパンばかり買いたがります。


次、帰省したら、
リクエストしようかな。

近くに住む弟はドリップコーヒーを
入れるのが上手だし、
久しぶりにあのホットケーキと
コーヒーを味わいたいな。


今日も読んでいただいてありがとうございました♪
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米津玄師「地球儀」を聴きながら。
自閉症と公表している、米津さん。
神様は彼にすてきな才能をプレゼント
されたのですね。
私たち発達民の希望の星、です。


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