橋本 祐造|RECOMO CEO

【人の可能性・価値を最大に広げる社会を創る】株式会社リコモ 代表取締役CEO|人事領域…

橋本 祐造|RECOMO CEO

【人の可能性・価値を最大に広げる社会を創る】株式会社リコモ 代表取締役CEO|人事領域16年【経営者と経営理念から丁寧に会社をつくり上げる】|得意:経営者のメンター、採用、定着・育成、マネジメント、チームビルディング|経営者・人事向け講演/インタビュー記事多数

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  • CHROの視点

    CEOのパートナーとなり、会社の経営戦略・事業戦略を実現させるための中長期の人事戦略の構築、実行体制を整備していくCHROが持つべき経営者としての視野・視座・視点を紹介していくnoteマガジン

最近の記事

【成果が出るオンボーディング】入社後に人が見える領域に合わせて質問をする

人の採用の難易度が上がってきている今こそ、無事に入社・参画してくれた人にはきっちりとフォローする施策を行いたい。 これまで行ってきた様々なオンボーディング施策の中で、どの会社でもできて、すぐに成果が出せる方法があるので、人材の定着・短期での即戦力化で課題を感じている経営者、人事責任者にオススメします。 ■入社後に人が見える領域を掴む 人が会社に入社をすると、社内で見える領域・世界が時間の経過ごとに変わってくる。 例えば、こんな形で。 入社時:見えている領域は「自分」

    • 企業理念は本当に必要なのか?

      私たちは企業の経営者から「企業理念を作る or 再構築するのを一緒にやって欲しい」と相談をよく受ける。 相談したいと思っていただけたことも、相談をしてくれることも相当嬉しい。もちろん相談には全力で取り組む。 ただ、「企業理念を作って欲しい」という相談を受けたので、「企業理念を作り出す」ことに着手しても、うまくいかないことが実際には多い。 考えがまとまらずに作成にかなりの時間が掛かったり、せっかく理念を作っても、完成がゴールになり社内に共有・浸透しないということもよく起き

      • 人の採用は気合いを入れて取り組むのに、入社後に放置プレーになるのはなぜ?

        最近は会社規模を問わず、どの会社からも「人の採用がとても難しい」という話を聞く。 ただ、やっていることを聞いてみると、「採用で大事なこと」を外している場合が多く、準備すべきこと、伝えるべきことをすっ飛ばして、ただ「私たちはこういう職種を募集しています」と言うだけというケースを散見する。 採用というのは例えば人と人、人と組織や会社との出会い、ご縁を育むことと同じ意味を成す。人間関係を築くのに、一方的に希望を伝えているだけでは、いい関係は作れない。 せっかく魂を込めて一生懸

        • 社員の要望に応えるのではなく、ありたい姿に近づける行動をする

          経営者の中でたまに「エンゲージメント」について勘違いしている方がいる。 会社に対する社員の要望を聞いて、経営がそれに応えることでエンゲージメントが高まると考えている。もちろん要望や意見を聞くのは間違いではない。 ただ出てきた要望や意見を「そのまま」捉えて、投資して応えるようにしても、本質的にはエンゲージメントは高まらない。同じレベルで別の要望や意見が出てくるだけ。対応しているのに、いつまでも強い組織に成長していくことはない。 経営者が考えるべきは「未来のありたい姿」と「

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          経営会議が停滞する本当の理由

          今までに関わってきた会社の中で、様々な会議体に参加してきた。経営に関するもの、事業に関するもの、カスタマーサポートやマーケティングに関するもの、技術に関するもの、組織に関するものなど。 実施される数ある会議の中で、最も扱いが難しく、停滞しやすいものの筆頭が「経営会議」だと思う。 名前の通り、「会社の経営に関する話」を議題として、経営陣はもちろん、管理職などの中核メンバーが参加する会議になる。 各社で行われている様々な会議の中でも、重要度が最も高い会議の一つに挙げられるだ

          経営会議が停滞する本当の理由

          企業理念を考える過程で会社の器が広がっていく理由

          これまでにも複数社で経営者、経営陣と共に企業理念を考えるコンサルティングで入らせてもらったことがある。 毎回議論のプロセスは異なり、出てくる結果も当然違ってくるのですが、いつも共通する結果の状態になるというものがある。 それが 「経営者、経営陣が企業理念を考える/考え抜く過程で、会社の器が広がっていく」 というもの。 企業理念について話す前より、話をして決めた後の方が、経営者も経営陣も、発する言葉の力や重みが違ってくる。 合わせて見ているビジョンや打ち出される戦略

          企業理念を考える過程で会社の器が広がっていく理由

          ハンデのある子と過ごす7年間

          長男の龍ちゃんは12月に8歳になる。生まれてから数ヶ月後には発達が遅れていることに気づいていました。数回の検査入院を経て、1歳の時に先天性の難病指定されているハンデがあることが分かりました。 一生立てない、一生話せない可能性が高い、と言われて、人生で一番のショックと、ハンデを持つ子の親としてやっていけるのだろうか、という強い不安を夫婦で感じたことを覚えています。 予期せずに急にやってくる、てんかん発作には7歳になってから体調が落ち着き始めて、ようやく心配が少しだけ無くなり

          ハンデのある子と過ごす7年間

          成功の最大の理由は基本の継続にある

          様々な領域ごとに事業が成功している企業が存在する。 提供する事業内容が顧客に刺さり、満足度がかなり高い。提供する体制も整っていて、キャッシュフローの回りも良好で、安定した状態に見える。 他社には真似できないような事業を展開していて参入障壁も高そうだ。ただやってきたこと、やっていることを紐解いてみると、いくつかの共通点が見えてくる。 ・最初はほんの少しの気づきと小さな挑戦から始まる ・周りの人にやろうと思っていることを話すと鼻で笑われて、「お前には無理だ」と言われている

          成功の最大の理由は基本の継続にある

          メンバーから新しいアイデアが次々と出てくる組織を作るための5つのコツ

          企業の生産性を高めるには「新しいアイデア」を生み出して形にして、今までのモノ、形、あり方を変えるイノベーションが必須になる。 チームから組織から、次々と新しいアイデアが浮かんでくることが経営者としては理想の状態だろう。 ただ「新しいアイデアを出して欲しい」と言っているだけでは、基本的には他人事で捉えられて、考えることも意見を出してくることもほぼない。 一方で同じ「新しいアイデアを出して欲しい」という言葉だけで、次々と浮かび、毎日のように意見が出てくる組織もある。 同じ

          メンバーから新しいアイデアが次々と出てくる組織を作るための5つのコツ

          強いチームは普通のことをやり尽くしているチーム

          理念から丁寧に組織づくりをする上でとても参考になるのが、スポーツでの強いチームの成り立ち。 かつては弱いチームだったのに、監督やオーナーが変わると、極端に強いチームに変貌することがある。 チームとして強くなり、素晴らしい成果を出した時にメンバーにインタビューをして聞いてみると、いつも共通する特徴があることに気づく。 それは、口を揃えて「素晴らしい成果を出すために、極めて当たり前のことをやっただけです。特に違うことはやっていません。普通です」という話が出てくること。 素

          強いチームは普通のことをやり尽くしているチーム

          ワークショップ型・対面勉強会を開催します

          7/24、8/21に「経営チームにおけるCHROの役割とは」をテーマにした勉強会を開催します。 人数規模が100人近くからそれ以上になった企業の経営者の方に話を聞いてみると、常に組織づくりで課題を持っていました。バケツに穴が開いた状態を対処すべく施策を行っても、同じレベルで課題が起き続ける。 私たちはCEOのパートナーになり、経営・事業の戦略を実現するための中長期の人事戦略を策定し、実行体制の整備を支援しています。こうした動きをするCHROをもっと日本で育成することで、理

          ワークショップ型・対面勉強会を開催します

          会社を変えるには「経営者の時間の使い方」を変える

          「今のままではこの先の成長イメージが描けない。ただ悩んでいる姿を見せると、メンバーが不安に思うだろうから、ひたすら一人で情報収集しながら考えている」 このような状態になっている経営者の方は多い。悩みも課題もあるが、何から手を付けたらいいのか分からず、闇雲にスケジュールを社内外の打ち合わせで埋め尽くしている場面をよく見る。 経営者の本当の苦悩はスケジュールを見せてもらえれば浮かんで見えてくる。経営者がどこに、どんな時間の使い方をしているのかは、本心が表れている。 「経営者

          会社を変えるには「経営者の時間の使い方」を変える

          会社の今後を左右するタイミング

          会社経営で話題になりやすいのは、「どんな事業を始めたのか(しているのか)」や「誰が経営陣になったのか」という話。 いずれも前向きな話で、今後の展開が楽しみになるので話題になるのも理解できる。 ただ、あまり話題にはならなくて、水面下で行われているのに、会社の今後の行方を大きく左右することになるタイミングがある。 それは、「会社の成長に経営陣の成長が追いつかず、会社の成長を止める主要因に経営陣の思考の限界がなってしまう」時だと思う。 素晴らしい理念、社会課題を解決するよう

          会社の今後を左右するタイミング

          会社の理念はいつから必要になるのか

          経営者の方と組織づくりの相談の話をする中で、よくこんな事を聞きます。 「会社の理念は重要だと分かりました。ただまずは事業を立ち上げるのが先で、その後で理念を考えたらいいと思っています」 と。基本的には私も同じ意見です。会社を存続させるために、社会の中で価値を発揮するために、理念よりも事業を優先させることは分かります。 ただ、そのメリット、デメリットは見る必要があります。 ◽️メリット 事業の立ち上げに集中することで、立ち上がるスピードと確率が上がる。 ◽️デメリット

          会社の理念はいつから必要になるのか

          組織のリーダーの最大の役割

          どんなに優秀な人でも、持っているタスクが許容量を越えると極端にパフォーマンスが落ちる。人が集まるプロジェクトや組織なら更にそれは顕著になる。 少し前に勢いがあり、急成長していた会社が失速する様子を数社で見て、共通する点があると感じている。経営者が「選択と集中ではなく、広く市場のニーズに応える多角化戦略を行う」と発信した1、2年後に失速している点。 もちろん目先に課題があり、自分たちが解決できる方法を持っているなら、対応した方がいい面もある。売上も利益も上がるだろう。事業面

          組織のリーダーの最大の役割

          企業文化を21日間で最悪なものに変える5つポイント

          企業や組織にはそこに流れる文化がある。人の行動や成長の意欲を促し、可能性や発揮できる価値を最大に広げてくれるポジティブなものもある。 一方で、人の思考や行動を否定して、一切の管理は上司が行い、行動や成長よりは成果だけを見るネガティブな文化もある。 特にポジティブな力よりもネガティブな力の方が10倍強く、人の心理まで短期間で深く浸透しやすい。たった21日間ほどで、企業の文化を最悪な状態に変えることすらできる。 今回はこれを続けると企業文化が21日間で最悪なものに変わる5つ

          企業文化を21日間で最悪なものに変える5つポイント