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人の採用は気合いを入れて取り組むのに、入社後に放置プレーになるのはなぜ?

最近は会社規模を問わず、どの会社からも「人の採用がとても難しい」という話を聞く。

ただ、やっていることを聞いてみると、「採用で大事なこと」を外している場合が多く、準備すべきこと、伝えるべきことをすっ飛ばして、ただ「私たちはこういう職種を募集しています」と言うだけというケースを散見する。

採用というのは例えば人と人、人と組織や会社との出会い、ご縁を育むことと同じ意味を成す。人間関係を築くのに、一方的に希望を伝えているだけでは、いい関係は作れない。

せっかく魂を込めて一生懸命に人の採用活動をして、何とか入社承諾をいただけたとしても、入社後に入った人を特にフォローするわけでもなく、半ば「放置プレー」になっている場合も多く見かける。

ひどい場合だと、既存の社員から「実力者が入ってきたので、お手並み拝見」と言わんばかりに、社内で円滑に動き回るために必要な情報を教えない、ということもある。

どんなにスキルや経験を持つ人でも、力を発揮できる環境や人間関係が無ければ、素晴らしい成果を出すことなどできない。

他社で活躍した人材が入社したら、華々しくプレスリリースを打つなどして周知したところがゴールで、その後は活躍を目にしたり、耳にすることがない、ということも多い。

入社前の人に対する熱量と同じか、それ以上に入社後の環境づくりにも熱量を注げば、組織のあり方・状態は確実に変わる。

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