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【私的読書生活】週刊読書録vol.30(2022/7/23〜7/29)
あっという間に金曜日。
暑さが本格的になってきて、時々のにわか雨は激しくて、夏の本気に負けそうです。
涼しいところでずっと本を読んでおきたい。
そんな1週間の本はこちらです。
今週の一冊/あの裏話が聞きたくて
日本古代史学者と『天上の虹』の対論!
面白くないわけがない。
と、早速購入(こういう時、ネットは便利。そして基本的に物を買う時は1ヶ月以上悩むくせに、本の時だけ即ポチ、笑)。
いわゆる対談集は私には少し読みにくいのだけれど、これは各項ごとに著者が代わる対論集なので読みやすかった。
反面、意見を交わすという印象は薄い。
その点については一長一短。
新しい知識を得るためではなく、里中満智子さん、倉本一宏さんそれぞれが、日本古代史をどのように捉えているかということを知る本。
『天上の虹』はどのようにして生み出されたのかというドキュメンタリーを期待していたが、その点については少し少なめだったので、もう少し色々語って欲しかったなと(第二弾希望)。
第4章「戦争と外交を考える」は、今の時代、なかなか考えさせられる。
『天上の虹』読み返したり、倉本氏の著作読んだりしたくなる。
というわけで読んだ倉本一宏氏の著作。
第2〜4章辺りがめったやたらに面白かった。
最近、また新著を出されたとのこと。
気になります!
日本史学者さんたちは、どんどん気になる方が増えて、同時に検索すると結構な数の本があって、なんだったら論文とかまで含めるとかなり膨大…。
小説家さんに、負けず劣らず追うのが大変…。
『天上の虹』自体は以前の記事で“おすすめ漫画”として紹介しています。
よろしければ。
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今週のおすすめ漫画/今度の謎は毒か薬か
ラノベ発信のものって、あまり馴染みがないのだけれど、これは好きで追いかけている。
仮想古代中国ファンタジーでありつつ、毒や薬の知識など今でも通用するような内容。
色々な伏線とその回収の巧さ。
絵は最初萌え絵っぽい気がして苦手かなと思ってたけれど、猫猫が可愛く見えてきて好きになった。
本当に人気のシリーズのようなので、語り尽くされているだろうし、前からのファンの方も多いだろうから、滅多なことは申せませんが。
面白いです。
コミカライズは他の漫画家さんでもされていて、こちらの方が少し展開は早め。
合わせて読んでもちょっとずつ着目点が違って面白い。面白い。
この上、原作がweb版とヒーロー文庫版とある…。
やばい、おっつかない(震撼)。
それぞれの違いについて、分かりやすい記事をwebで見つけました。
実はまだ「小説家になろう」で読んだことが恥ずかしながら、ない。
「ケータイ小説」って、なんか子供騙しなあれだろ?という感覚がある世代故に、自分の先入観に邪魔されている。
もったいないよなぁ。
おもしろいものに差はないし、何をおもしろいと思うかは、その時それぞれだ。
これを機に挑戦してみたい。
ためしに1話目読んでみたら、するする読めてかつ面白かったです。
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今週の気になる本/今甦れ!
もうそのまま『薬屋のひとりごと』ヒーロー文庫版でいいんじゃないか…。
と思いつつ。
(1巻はKindle Unlimitedなら読めるみたいです)
気になる本は次から次へ。
今、1番よみがえってほしい作家、松本清張。
五輪の裏側とか、政治の疑惑とか、様々の事件とか、氏ならどう描くのだろう。
そう思わずにはいられない。
しかし暑いですね。
図書館にでも避難しようか。
それともブックの日にでも繰り出そうか。
どちらにしてもまた積読の山が増えること必至です。。。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。
次の週も楽しく読んでいきたいと思います。
皆様にも、素敵な本との出会いがありますように。
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