“1000年分のいまを読む”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.27》
『いま読む『源氏物語』』/角田光代 山本淳子
2024年、大河ドラマでも取り上げられたことで、今年は源氏物語関連の書籍本当に多く見かけました。
(すみません、ドラマは寡聞にして見ておりません…)
新しい解釈のものなどもあり、色々と興味深いものも多かったです。
うちにも源氏関係書籍増えたこと増えたこと←
そもそも解説書とか、現代語訳そのものが、少し出版が古いと、それだけで、現代のコンプラに引っかかりまくるものもありますよね…
いや、源氏…あかんやろ…w
(父の後妻に手を出すわ、自分より身分が下の女性へのマウントやら、幼い紫の上を攫ってくるわ…言い出したらきりないてw)
ちなみに自分が初めて触れたのは、定番の『あさきゆめみし』ではなく、今となってはAmazonでも見つけられない上下巻の漫画。あれ、誰が買ってきたのだろう?弘徽殿女御のキレた顔が忘れられないんですよ。
で、そのあと、『あさきゆめみし』にいって、原文も若さの勢いで読んで(もちろんちゃんとは読めてませんが雰囲気です、雰囲気!)。
あとはなかなか通して読むことはなく、解説書とかが多かったかなぁ。
千差万別の解釈が何世紀も続いてあるのが興味深い。
だから今年の源氏物語関連書籍の大増殖は楽しかったです。
これはその解説のひとつ。
源氏物語の現代語訳を著した角田光代さんと平安文学研究者の山本淳子さんの対談集。お二人の会話を聞くようで、するすると読める一冊で、源氏物語への興味がふつふつと湧いてきます。
そもそも、角田さんが『源氏物語』訳すことになったきっかけが面白すぎて。
あの全集そんな決定の仕方だったんだ!!
てっきり立候補かと思ってました…。
他の古典って、下手したら一冊に2〜3作品入ってるんですよね。
源氏物語だけ全8巻!!!
角田さんの漢気を見た!!と思ってたら、違いましたw
対談の中で面白いところたくさんあるのですが、一部分だけ紹介。
これ、今にも共通するような。
「ヤバい」とか「神」とか「尊い」とか、語彙がなくなる感じ、これかなと。
使っていきませんか?
あはれ
とりあえず角田源氏読みたくなります。
今は絶賛こちらを読んでます。
今ようやく第3巻。
紫式部の人生と源氏物語がリンクして行くところが面白い。
もしかしたら某大河ドラマにも似た設定なのでしょうか?
他、小説で面白かったのはこちら↓
六条御息所ファンの方はぜひ!
今改めてチャレンジしたい全訳源氏はこちら↓
こういうのも多分読めないけど揃えたくなります↓
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚