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#444 「勘違い管理職」がメンバーとの距離を近付けられない理由
先日、知り合いから聞いた話を受けて、これは管理職の役割で仕事をしている自分もよく注意しておかないとな、と感じた話があります。
話は、次のようなものでした。
・職場のチームの歓送迎会があり、参加した
・知り合いの上司にあたる管理職は、プレイヤーとしての能力は高いと(無意識かもしれないが)自負しており、自分の判断や意思決定には自信がある
・チームメンバーに対する普段の「当たり」はキツめ。メンバー視点では(他のメンバーから客観的に見ていても)、管理職側が「詰めている」ように見える
・また、メンバー視点では、「その管理職は常に誰か1人の厳しく当たる標的を作っている」ように見える
・そんな管理職が歓送迎会の場で、「おれって優しくてコミュニケーション取りやすいよな?」という話をし、メンバーたちは失笑するしかなかった
つまり、管理職側としては、「自分は上手くマネジメントが出来ている。チームメンバーともよくコミュニケーションが取れている」と認識しています。
一方で、メンバー視点からは「管理職のことをそんなに信頼していない。自分が正しいと信じて、ゴリ押ししてくるから、正直一緒に仕事がしにくいことがある」と感じています。
マネージャーとメンバーの間のなかなか埋められないこのコミュニケーションギャップ、結構色んな現場で起こってるのではないでしょうか?
「ウチは大丈夫だろう」、そう感じた管理職の人ほど、そう思っているのは自分だけ、の可能性が高いです。
今日は、自分自身も陥っている可能性がある「勘違い管理職」について、このようなエピソードを聞いたことがある複数人の管理職を題材にして分析をしてみたいと思います。出来るだけ、単なる愚痴ではなく、構造的な原因からのアプローチで考えてみました。
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