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#383 現場・現実・現物を知ることの重要性
いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
昨日から仕事で札幌出張に来ています。
雪がもう積もっているのでは?と不安でしたが、昨日は記録的に暖かい日だったということで、東京と同じような服装で過ごせました。
今日からまた寒くなっているので、身体に気をつけながら過ごそうと思います。
さて、今回札幌に来たのは、こちらにいるプロジェクトの仲間と今後の進め方やこちらでの作業環境確認が目的なのですが、「百聞は一見に如かず」ということで、改めて三現主義(現場・現実・現物)の重要性を感じています。
コミュニケーションの数を重ねる重要性
札幌にいるメンバーは、会社も異なるし、拠点も異なる完全なリモートチームです。
東京で私のチームに与えられたミッションを達成するには、こちらにいらっしゃるメンバーの力が不可欠です。もちろん仕事の受発注という関係性の上でプロジェクトを一緒に進めているものの、自分がお願いした仕事をどんな人がどういう環境で進めているのか?について、具体的な顔と情景が想像できることって大切だと思うんです。
私は今のプロジェクトを担当してから、まだ1年あまりで、前回一度初顔合わせをしてから今回で2回目になります。当然全く現場を知らない状態から、前回現場の様子を見に来てから、仕事をお願いするときの心構え・スタンスも変わったのを感じています。どれだけ丁寧な文章や写真でまとめられたドキュメントを見ても、やはり同じ時間と空間を同期的に共有できることの情報量には敵わないなと。
今回は2回目になりますが、1回目と2回目もまた違った感覚で、「一度会ったことがある」という事実だけで、こんなにも安心感が違うのか、と感じています。
1回目だとどうしてもお互い多少なりとも緊張していますが、2回目では「お久しぶりです!」と言える関係になっているだけで、お互い色々と踏み込んだ話もできるなと。
昨日、これからのサプライヤーとの関係性についてまとめましたが、やはり単なる仕事の受発注の関係性だけで仕事を進めていても、何より夢がないですよね。どんなに大変な仕事でも、出来るだけ前向きに、明るくやっていきたい。
私は、「人が仕事を作り、仕事が人を作る」と考えていますが、仕事を通じて得られるものは、単なる業務的なスキルやお金だけではなくて、色んな世界を見て、色んな人と話すことで広がる世界観が一番大きいと感じています。
こうやって、色んなプロジェクトを経験していく中で、仲間との出会いを通じ、「同じゴールを目指している仲間」という感覚をお互い持って仕事を進めていくことって、当たり前だけどこれからも大切にしたいと思わせてくれる経験となりました。
新しい会話の機会
仕事を通じて色んな世界を見て、色んな人と話すことは、単純に仕事を進めていくうえでお互いやりやすくなるというだけでなく、生きることそのものだとも思います。
たわいもない話で言えば、前回出張時の印象から、セコマと言えば「筋子のおにぎり」と「フライドチキン」というイメージだったのですが、札幌の方と話していると「筋子よりも、ベーコンおかかのほうが美味しいよ!」とか「セコマと言えばカツ丼じゃないの?」みたいなリアクションもあって、やぱこういう会話は現地に来て、人と話さないとできないよな、と感じています。
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他にも、札幌愛が強くて、地元にいても県外や海外の仕事ができる地域でのITの仕事が好き、という話を聞いたり、冬にはマイナス10度以下の気温になる稚内でも、おしゃれのために薄着を貫く人の話を聞いたりと、当たり前ですが色んな人がいて、色んな人生があることに気付きます。
東京で就職して、海外で10年近く働いたことはあるけれど、日本の東京以外で働いたことは愛媛で半年くらいしかないので、地元の学校から地元企業に就職した人の価値観などに触れるだけでもありがたい機会です。
今回、札幌ローカルでの取り組みや、協力会社の過去の具体的な歴史の話なども聞かせてもらって、自分の仕事における意思決定は、思わぬところで、別の場所にいる人の仕事にも影響を与えていることも再実感しました。
まとめ
私は東京本社に勤めていて、プロジェクトの状況報告なども本社やお客様に対して行う機会が多いですが、やはりリモート先でのプロジェクト状況を報告するときも、現場を知り、どういう人が行った仕事か、どういうプロセスで行った仕事か、がイメージできたほうが、報告の仕方も立体的になってきます。
自分の人間関係を広げつつ深めて、色んな人の人生経験に触れられるのが、プロジェクトベースの仕事の醍醐味です。これからも三現主義にこだわりつつ、自分の人生も深めていこうと思います!
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