#238 競争中毒から少し離脱できた実体験
いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
今日は、「競争中毒」というキーワードに基づき、少し個人的な話をします。
「競争中毒」とは、「他人や過去の自分に対して優位かどうか、ということに勝ちの基準を置く思想」に基づき、何らかの競争に勝っても「もっと、もっと」と、次の競争を求めてしまう状態です。私たち日本人は特に、学校教育からそれを植え付けられてきたこともあり、「競争中毒者」が少なくありません。
木下斉さんが紹介してくれた競争中毒者チェックシートによると、以下5点のうち、2つ以上該当したら競争中毒の可能性ありということです。
今の自分は、「5. 際限ない目標設定を繰り返してしまう」の1つが該当するという自己評価ですが、過去の自分だったら「2. 結果重視で考えている」と「3. 自己価値を外部に依存している」も該当していた自覚があります。
競争中毒に侵されていた「過去の自分」がいつくらいの話かと言うと、新卒入社して5年目〜12年目くらいの10年弱くらいの期間です。
当時、それまで望んでいたグローバルでの仕事ができる部署に異動となり、東南アジアの仕事に本格的に取り組む中で、かなり厳しくもその後も師となる上司に出会い、社内から、自分の実力以上の高い評価を数年間に渡り、得続けました。
当時は、かなり仕事に没頭していて、今振り返っても「本来の自分らしさ」で仕事をすることはできず、かなり尖っていたと感じています。周囲も、自分のことを扱いずらかっただろうと思います。
没頭できる仕事を20代後半に差し掛かるくらいで巡り会えたこと自体は、とてもラッキーで周囲の環境にも大変恵まれたと感じていますが、あの時の働き方をもう一度やれ、と言われても絶対に無理。
今日は、過去の自分を内省して、どのような競争中毒症状だったのか、何が自分を競争中毒にしていたのか、そこから何があって、競争中毒から離脱できつつあるのか、ということに踏み込んでいきます。
同じく競争中毒に悩まされている人や、競争中毒とはどういう状態なのか知りたい方向けに、個人的でリアルな話も混ぜ込んでいくので、ここから先は有料記事でお届けします。
「競争中毒」に侵されていた自分
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