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#238 競争中毒から少し離脱できた実体験

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

今日は、「競争中毒」というキーワードに基づき、少し個人的な話をします。

「競争中毒」とは、「他人や過去の自分に対して優位かどうか、ということに勝ちの基準を置く思想」に基づき、何らかの競争に勝っても「もっと、もっと」と、次の競争を求めてしまう状態です。私たち日本人は特に、学校教育からそれを植え付けられてきたこともあり、「競争中毒者」が少なくありません。

木下斉さんが紹介してくれた競争中毒者チェックシートによると、以下5点のうち、2つ以上該当したら競争中毒の可能性ありということです。

1. 常に他人と比較してしまう
競争中毒者は常に自分と他人を比較し、他人よりも優れていると感じることで自己評価を高める傾向があります。彼らにとって、他人との比較が自己評価の重要な基準となります。

2. 結果重視で考えている
競争中毒者は過程よりも結果を重視し、成果や勝敗に強くこだわります。結果が伴わないと満足感を得られず、自己価値を見出すことが難しくなります。

3. 自己価値を外部に依存している
競争中毒者は他人からの評価や認識を非常に気にします。自分自身の努力や達成を自分だけで評価するのではなく、他人の評価を重要視します。

4. 常に不安とストレスを感じている
競争中毒者は常に競争状態にあるため、高いレベルの不安やストレスを感じることが多いです。失敗や他人に負けることへの恐怖が強く、これが精神的なプレッシャーを生みます。

5. 際限ない目標設定を繰り返してしまう
競争中毒者は常に新しい目標を設定し続け、休むことなく競争を続けます。達成した後も次の目標に向けて動き出し、達成感を長く感じることが少ないです。

競争中毒チェックシート(木下さんの音声配信概要欄より)

今の自分は、「5. 際限ない目標設定を繰り返してしまう」の1つが該当するという自己評価ですが、過去の自分だったら「2. 結果重視で考えている」と「3. 自己価値を外部に依存している」も該当していた自覚があります。

競争中毒に侵されていた「過去の自分」がいつくらいの話かと言うと、新卒入社して5年目〜12年目くらいの10年弱くらいの期間です。
当時、それまで望んでいたグローバルでの仕事ができる部署に異動となり、東南アジアの仕事に本格的に取り組む中で、かなり厳しくもその後も師となる上司に出会い、社内から、自分の実力以上の高い評価を数年間に渡り、得続けました。

当時は、かなり仕事に没頭していて、今振り返っても「本来の自分らしさ」で仕事をすることはできず、かなり尖っていたと感じています。周囲も、自分のことを扱いずらかっただろうと思います。
没頭できる仕事を20代後半に差し掛かるくらいで巡り会えたこと自体は、とてもラッキーで周囲の環境にも大変恵まれたと感じていますが、あの時の働き方をもう一度やれ、と言われても絶対に無理。

今日は、過去の自分を内省して、どのような競争中毒症状だったのか、何が自分を競争中毒にしていたのか、そこから何があって、競争中毒から離脱できつつあるのか、ということに踏み込んでいきます。
同じく競争中毒に悩まされている人や、競争中毒とはどういう状態なのか知りたい方向けに、個人的でリアルな話も混ぜ込んでいくので、ここから先は有料記事でお届けします。

「競争中毒」に侵されていた自分

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