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#340 頭の活性時間を作って全集中!圧倒的な時間弱者がアウトプットを出す時の工夫

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

「発信は投資である!」という考えのもと、もうすぐnoteの毎日投稿を続けて丸1年が経つのですが、思えば投稿を始める前は、かなり重い腰が上がらずにいました。
というのは、去年の今頃の自分は、社内でこれまでとは全く別の部署に異動になり、全く新しい人間関係と新しい仕事の中で、自分のチームを持つようになったことに加えて、異動先の部署は完全に人が足りておらず、ハードモードで毎日を過ごしていたからです。

加えて、当時2歳でイヤイヤ期真っ盛りの長男と、昨年7月に生まれたばかりの生後3ヶ月ちょっとの娘がいたタイミングだったこともあり、私生活でも毎日バタバタ。
noteでの発信にチャレンジしたい!というのは、それまでもずっと思っていたことでしたが、どうしてもそのための時間が捻出できない・・というのが心理的なハードルになっていました。

しかし、繰り返しますが「発信は投資」です。
ズルズルと先送りしているうちに投資のリターンを得られる期間がジリジリと減っていきます。そこで、何かトリガーを作って自分を奮起させようと思い、テンション上げるために新しいMacbook Airを購入し、毎日執筆を始めることにしました。

この1年だけでも、発信そのものの効果を実感している面は多くありますが、今日はその話は一旦脇におき、「自分の脳みそが集中できる時間」に集中仕事を持ってきて一気に終わらせる!という記事の執筆以外の時間のハッキング術が付いたことについて述べます。

仕事への取り組み方というか、自分の仕事の進め方の設計がそれまでとはまるで変わったという話です。

2人の小さな子どもがいる今は、明らかに独身の時よりも自由に使える時間はなく、日々仕事・育児・家事のマネジメントが求められます。

1日の時間の使い方が変わると、起きている時間の清々しさが変わります。数年前に朝起きた時に感じていた「脳にへばりつく眠気」みたいなものが完全になくなり、20代後半〜30代前半の自分はかなり無理をしていたということを自己認識してますので、普段どういうことを意識しているかご紹介します。


脳のゴールデンタイムに集中仕事を持ってくる

過去にこちらの記事でもご紹介していますが、とにかく「脳のゴールデンタイム」をフル活用することが一番重要です。頭が疲れているな・・と感じる時間を極力作らないようにすることと、頭がスッキリしている時間帯に一気に集中仕事を終わらせること。

朝目覚めてから3時間くらいの時間帯が「脳のゴールデンタイム」で、できるだけこの時間帯に無駄な情報を頭に入れずに、一気にやるべきことに取り組みます。
私の場合、子どもたちが寝ていて、集中して記事を書き上げることができる時間帯が1日のうちこの時間しかないので、一気に仕上げるようにしています。

仕事をどうしてもしなければならない日は、仕事をする時もありますが、長期目線で見れば、目の前の仕事を終わらせることよりも、思考の整理となる記事を書く時間に充てた方が効果が高いと感じているので、基本的に仕事よりも執筆活動を
優先します。

「余計な情報を入れない」というのは、例えばテレビです。
朝の時間というのは、再起動したてのPCやスマホのごとく、まだ何のアプリケーションも立ち上がっていない時間帯です。だからサクサクと操作できているわけですが、朝からいきなりテレビやSNSなどの雑多な情報を入れてしまうと、それだけで脳が占有されてしまい、可動域が小さくなります。

朝のゴールデンタイムを通勤などに充ててしまうのも勿体無いです。
せっかくの濃密な時間なのに、満員電車でスマホゲームなどに使ってしまうのはそれだけで損しています。
(子どもが生まれる前の自分は、夜0時とか1時まで夜更かしして、朝は「脳にへばりつく眠気」を感じながら無理やり起きて、電車に乗って「Candy Crush」や「にゃんこ大戦争」に時間を費やすという生活でした・・)

結果、使える脳のリソースが相対的に減るため、脳の疲れにも繋がるし、メモリが足りなくなってくる。これが効率低下に繋がるのです。
だから、起きたばかりの新鮮な状態のまま、一気に集中仕事に取り掛かり、終わらせる。脳の動作効率を考慮すると「朝の30分は、夜の2時間に該当する」ので、とにかく頭を使うことは夜は全くせずに、朝に持って来る。夜は、子どもの寝かしつけをしながら、自分も9時過ぎには寝るようにしているので、1日の睡眠時間は朝4時に起きたとしても7時間は確保できます。

脳が疲れた時のリセット手段を確立する

脳のゴールデンタイムは3時間程度で終わるので、疲れてきた時のリセット手段を確立するのも重要です。

手軽に取り組めるのはランニングです。これも子どもが生まれる少し前から始めた習慣ですが、元々はコロナ禍で外出制限があった時に明らかに太ってヤバい!という危機感からはじめましたが、今では運動による脳の活性化手段として使っています。

もう一つは、たまにしか行けていませんが、サウナです。
サウナの効果は絶大で、「サウナ→水風呂→外気浴」のセットが、どういう仕掛けで脳疲労に効果的なのか、本を読んで理解したことで、より活用するようになりました。

お風呂とサウナの一番の違いは、「脳疲労が取れるかどうか」なのですが、脳疲労の原因は「ぼーっとしている時に色々と考え事をしてしまうことで、脳の70〜80%のエネルギーが奪われてしまうことです。

これはDMN(Default Mode Network)と呼ばれる、自分の意思ではどうにもならない神経活動によるものです。企画書を書いたりプレゼンをしたりしている時に使われるのがCMN(Central Exective Network)で、脳のエネルギー消費量は5%程度しか上がらないことを考えると、いかにDMNの消費量を減らすかが重要です。

分かりやすいのが、脳をスマホやPCに例えた話で、DMNが活動している状態というのは、使わないアプリを沢山立ち上げたままのスマホの充電がドンドン減ってしまうのと同じ原理です。
サウナに入ると、体が強制的に緊急事態と認識し、その環境に適応することに集中するため、余計な活動は強制オフにします。さらに水風呂に入り、極限まで熱された体が冷水に付けられて再び生命の危機を感じるため、体は自律神経や心拍、血圧、血流量、脳内ホルモンなどの持てる力を総動員して環境適用しようとします。

これらが、裏で動いている使っていないアプリを強制終了する動きと同じです。
で、その後の外気浴により、ようやく生命の危機を脱したと判断し、リラックスモードに変わるのです。この時間、通常では起こらないアドレナリンとノンアドレナリンが2分程度共存することになるのですが、これが「ととのう」感覚を引き起こしています。

お風呂では、緊急事態と脳が認識するプロセスがないので、体の疲れは取れるものの、脳疲労のリセットにはあまり貢献しないと考えられているそうです。

で、頭が余計なことを考え始めている時間をサウナで強制リセットして、再び脳のメモリを解放した上で、集中仕事に取り掛かるのです。

このように、脳メモリの解放具合を意識して活動するようになると、色々と話しかけられて仕事の中断が発生するオフィスでの仕事時間には、自分の資料作りなどはしないようになります。
私はマネージャーとして仕事をしているので、職場にいる時間は基本的にメンバーと話して様子を見たり、メンバーが仕事で詰まっている部分の相談に充てています。で、自分の作業は基本的にテレワークで集中時間を作り出してやります。

職場に行っても、できるだけ脳が働く午前中には打ち合わせなどを入れないようにメンバーにお願いしていて、ここで頭を使う仕事を持ってきます。打ち合わせは、自分がフルでその間集中していないといけないというわけでもないので、午後の脳メモリの空き容量が減ってきた時間帯に充てます。

「場所」と「時間」をハックし、脳の活性時間を作り出して、そこで一気に終わらせる。これが、2人の小さな子どもがいる「圧倒的な時間弱者」としての、私の時間戦略の基本的な考え方です。

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林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー
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