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2020・秋 俳句まとめ
こんにちは。
インスタグラムの方で、俳句や短歌を投稿しておりまして。
秋もだんだん深まってきたので、今年の秋に詠んだ句の中から個人的に好きだったものを纏めてみたいと思います。
(全19句)
良かったら読んでやって下さい。
少しずつ葉の落つ木々の眠りかな
すこしずつ はのおつきぎの ねむりかな
気の乗らずサボりて午後の金木犀
きののらず さぼりてごごの きんもくせい
夢いつも青く銀杏BOYZや
ゆめいつも あおくぎんなん ボーイズや
新米を研げば田畑の匂いのす
しんまいを とげばたはたの においのす
秋雨を乗せて木の葉の宇宙かな
あきさめを のせてこのはの うちゅうかな
ポップスに殴られ秋雨降り止まぬ
ポップスに なぐられしゅうう ふりやまぬ
借本を読むに相応し雨の秋
かりほんを よむにふさわし あめのあき
やる気など無いよろしいか秋の空
やるきなど ないよろしいか あきのそら
どうしてもエキセントリック秋麗
どうしても エキセントリック あきうらら
天体に灰を擦って秋曇り
てんたいに はいをなすって あきくもり
溢れるる自由に溺れ秋白し
あふれるる じゆうにおぼれ あきしろし
古傷の痛みや秋の暮れ淡く
ふるきずの いたみやあきの くれあわく
天秤の傾きかけて夜長く
てんびんの かたむきかけて よるながく
涼し風 手足のうずく旅情かな
すずしかぜ てあしのうずく りょじょうかな
木枯らしに吹かれて何もせぬや善し
こがらしに ふかれてなにも せぬやよし
明烏 月面飛行の夢の覚む
あけがらす げつめんひこうの ゆめのさむ
月の美や計り知れない哀しさか
つきのびや はかりしれない かなしさか
傷付いた事は隠して月の裏
きずついた ことはかくして うきのうら
月細く白刃に似て過去の事
つきほそく はくじんににて かこのこと
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!!