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Vol.11 カロリーを摂っていないのに太る理由は?
〈摂取カロリーは戦後とほぼ同じ〉
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前回、戦後の日本人の「カロリー摂取量」「肥満人口」を比較して分かったことは…
・カロリーを減らしても痩せない
・カロリーではなく食事の内容が影響している
つまり、「カロリーは痩せるか太るかに関係ない」という事実。
昔と何が変わったのでしょうか。
〈欧米化した食生活〉
日本人の食生活が大きく変わったのは戦後。
1960年(昭和35年)当時の日本では米や野菜を中心とした食事でした。
食の欧米化が進んだことで肉の消費量は5倍に、そして米の摂取量は半分になりました。 現在、戦後とほぼ同じカロリー摂取量なのに糖尿病、肥満や病気が増えている大きな要因の一つはここにあります。
米を減らして肉を多く摂り、食生活が欧米化した結果が肥満や不健康の原因の一つなのです。
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〈変わったのはカロリーや量ではなく食事の中身〉
上記をみてポイントをまとめますと、
「摂取カロリーは食べ物のない戦後と変わらないのに、肥満度が上がっている」
⇒カロリーは肥満度に影響していない!
⇒糖質(ごはんの量)が半分になっているのに、肥満が増えている。
⇒脂質の割合は増加。肉の消費が5倍に!ごはんの消費は約半分に減少。。
つまり、肥満への影響はカロリーじゃない!糖質(ごはん)でもない!
食事の【中身】が全てです!
〈今日はここまで♪〉
カロリー=太るの認識は間違っていることは伝わりましたでしょうか?
また最近糖質制限がブームになっている現代ですが、「穀物(炭水化物)」=悪ではありません。
人間が穀物(炭水化物)を主食ににしなければならないことは、実は「歯」の構造からもわかります!
次回は、その構造について説明しますのでお楽しみに♪