マガジンのカバー画像

日記

4
気まぐれに書きためる日記。
運営しているクリエイター

記事一覧

2024/02/23 ピンク色の季節

 前回、日記を書いてから随分と時間が経ってしまった。あの酷暑は過ぎ、寒さのピークも過ぎてしまったようだ。
 巷ではイチゴフェアが開催されたり、さくら風味だったりさくら色のものが続々と発売され始めている。

 ピンク色に焦がれるように、人々は浮き足立っている。(花粉に苦しめられる人々もいるが。)
 テレビからは「卒業式で泣かないと___」や「もうすぐ春ですね」などと定番の春の歌が聞こえてくる。

 

もっとみる
2023/08/01 火の花

2023/08/01 火の花

儚く散りゆくから美しいのか
高く手の届かぬ場所にあるから美しいのか
はたまた「美しい」という思い込みなのか

漆黒に浮かぶ花
ただの炎色反応とも言えよう

ああまたそんな考えをしてしまって。

どこからともなく声が聞こえる

空に打ち上がった大きな大きな花は
炭酸水のようにしゅわしゅわと
あの人の涙のようにぽつりぽつりと
ゆっくりゆっくり形を崩して消えてゆく

この花の良さは視覚だけでない

その

もっとみる
2023/06/25 吉祥寺 本屋の文化祭 にて

2023/06/25 吉祥寺 本屋の文化祭 にて

吉祥寺PARCOで開催されていた本屋の文化祭。その中の #キチタン での思い出。

「青空は 待つこと知らず ただ暮れる 消えることなき 僅かの気持ち」

これは用意していた短歌だ。

「何も浮かばないのならば 思うまま 堂々として 白紙を唄え!」

これは即興で詠んだ短歌のようなものだ。

 この日、即興は難しい。が、即興は難しいけれど楽しい。になった。

 ただほんとうに何も浮かばなかっただけ

もっとみる
2023/06/03 誕生日とライヴ

2023/06/03 誕生日とライヴ

19年前この世を初めて見た
8年前音楽というものを知った
6年前ライヴというものを体験した

圧巻 圧倒された
真っ当であった
屈託のなかった
わたしが

邪念の払い方を知り
懸念を心の奥底に閉じ込めて
負けん気なぞとうに失くしていた
この心が叫んだことすら知らないふりをして

ありがちで退屈な日々に蓋をして

なんてありがちな言葉を出してしまうくらいに

今はただこの音に 沿って乗って酔って

もっとみる