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スパイスたっぷりのスペアリブ煮込み・肉骨茶

今回はスパイスをたっぷり使った煮込み料理、肉骨茶・バクテーの紹介です。

体を温めて調子を整えてくれるスパイス、シナモン、スターアニス、クローブなどなどをたっぷり使ってスペアリブをじっくり煮込んでつくる薬膳のようなこの時期ぴったりのスープです。

瞬間的に体温をあげるのではなく、スパイスが複合的に作用して、じんわりと温めてくれるので、手足の先までしっかりと体温がもどる感じです。

前にもご紹介したとおりシナモンなどの血流改善効果はすごいです。
またカルダモンなどもつかうので、胃腸にもとても優しくなります。

スープもまさに肉骨茶。お茶のように飲むことができます。

豚の油たっぷりと思いきや、スパイスのおかげで意外にさっぱりとしていて、何杯でも行ける感じのお味です。
コラーゲンもたっぷりですね。

骨から出た出汁とスパイスの味わいが絶品で、豚肉も臭みが全くなくなってほろほろです。


このバクテーはシンガポールやマレーシアの伝統料理なのですが、骨付きの肉を薬膳に使われるスパイスを使って煮込むということ以外、特に決まったレシピがあるわではなく、地域や好みでいろんな組み合わせがあるようです。

作り方も意外に簡単。スパイスさえあれば後は煮込むだけです。

バクテー 肉骨茶


◇用意するもの

土鍋に一杯作る感じの量です。4人前くらいになるのかな。
スパイスは私の好きな配合です。

骨付きスペアリブ 500g

シイタケ 4個

青梗菜 2株

大根 2分の1本

卵 2個

ニンニク ひとかけ

しょうが ひとかけ

クコの実 10個

スターアニス(ホール) 1個 小さいものなら2個でも

シナモン(ホール) 一本

クローブ(ホール) 10個

ブラックペッパー(ホール) 10個

カルダモン(ホール) 3個

醤油 大匙1

オイスターソース 大匙1

紹興酒 大匙2

砂糖 小さじ1

塩 小さじ半分


●つけだれ

醤油 大匙3

ニンニクみじんぎり ひとかけぶん

唐辛子 一本

砂糖 小さじ半分程度


◇作り方

まず、スパイスをお茶の煮だし用袋みたいなのに2個くらいに分けて入れます。
カルダモンは割って中身を出して殻ごと、シナモンも2つくらいに折って。

大根は皮をむいて適当な大きさに切っておきます。

しょうがは薄切り、ニンニクは皮ごと包丁の腹でたたいておきます。

鍋に水を沸騰させて、スペアリブをいれて再度沸騰したら水でさっと洗い流します。

土鍋にスペアリブ、大根をいれてニンニク、しょうが、クコの実、スパイスの袋を入れて、たっぷりの水をいれ、火にかけます。

沸騰したら弱火にしてよくアクをすくってから、しょうゆ、オイスターソース、紹興酒、砂糖、塩を入れて
蓋をしてじっくり弱火で煮込んでいきます。

シイタケは最後の15分くらいで投入してください、青梗菜はたべる前に、さっと煮込む程度がおいしいです。

青梗菜は別ゆでで最後にお皿で合わせてもいい感じです。

一時間あたりで十分味が出て柔らかくなってきます。

卵は別でゆで卵にしておきます。

煮込んでる間につけだれを作っておきます。
醤油に刻んだニンニク、唐辛子はそのまま、砂糖を入れて20分くらい置いておくだけです。

お皿に盛り付けたら出来上がり。

さて、食べ方ですが。

肉や大根はつけだれにつけて食べます。
つけすぎないでちょこっとつけるだけがいい感じです。
私は取り皿に具材をとって、そこにつけだれをスプーンで2~3滴落として食べる感じが好きですね。

ニンニクに醤油入れただけのこんなたれでおいしいのか?と思うのですが、じっくり煮込んだスパイスの風味にこのたれが合わさると絶品なんですよ。

ちなみにこのスープ、ご飯にかけてほんの少しつけだれもかけて食べるととても美味しいです。

作ってる最中から、シナモンやスターアニスのあまい香りが家中に漂って幸せな気分になれる料理です。

ぜひ、お試しを。

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