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【食べる漢方薬「七味」ひと振りで冬の寒さ対策 鶏むね肉の醤油焼きは南極料理人を思い浮かべながら】
前日は、豚肉の甘辛炒めだったのだけど、
使ったフライパンを洗わずに、冷蔵庫に入れ保管。
そして、今日は、そのフライパンで鶏むね肉を焼くことにした。
フライパンに残った油や醤油に、一口大に切った鶏むね肉を絡ませ、
しばらくそのまま置いておく。
ほかにいろいろ調理の準備、皿洗いなど、できる事をする。
終わったら、鶏むね肉を焼き始める。
焼けたかなと思ったら、ちょっとかじってみて、味を確認。
ここで調整する。味が薄いと思ったので、ほんの少しの天日塩と醤油を足す。
天日塩をほんのちょっと入れるだけで旨くなる。
私にとっての味の素的な存在。
精製せずに、海のミネラルが残ってるから、人間に合うんだと思う。
(書き忘れたが、最初に、油が足りないと思えば、油を足して焼く。)
そして、醤油焼きだけでも美味しいといえば、美味しいのだけど、
ここに七味を一振りすると、なんとなく味が締まるというか、
アクセントになるというか、美味しいんだよね。
私は、一味より七味派。
いろいろな香りと効能を楽しめるから。
そして
七味の薬膳視点からの効能は
唐辛子(とうがらし)
効能: 体を温める、血行促進、発汗作用を促す。
適応症状: 冷え性、食欲不振、消化不良。
注意点: 過剰摂取すると胃を刺激しすぎることがあります。
山椒(さんしょう)
効能: 気の巡りを良くする、消化を助ける、胃腸を温める。
適応症状: 食欲不振、腹部の冷え、消化不良。
陳皮(ちんぴ/みかんの皮)
効能: 気を巡らせ、痰を取り除く、胃腸の働きを整える。
適応症状: 食欲不振、胃の張り、咳や痰が絡む症状。
胡麻(ごま)
効能: 潤いを与える、肝と腎を補う、アンチエイジング効果。
適応症状: 乾燥肌、便秘、疲れ目。
麻の実(あさのみ)
効能: 腸を潤し、便通を促進する。
適応症状: 便秘、乾燥による肌荒れ。
紫蘇(しそ)
効能: 気を巡らせ、解毒作用を助ける。
適応症状: 胸の詰まり感、食欲不振、風邪の初期症状。
生姜(しょうが)(一部地域の七味に含まれる)
効能: 体を温め、胃腸を活性化する。
適応症状: 冷え、吐き気、風邪。
総合的な効能
七味唐辛子は、主に以下のような体への効果をもたらします。
体を温める
冷え性や冬の寒さ対策に役立つ。
消化促進
胃腸の働きを助け、食欲不振や消化不良を改善。
血行促進
血流を良くして、肩こりや冷えによる不調を和らげる。
気の巡りを良くする:
ストレスによる気滞(気の滞り)を改善。
デトックス効果
老廃物の排出を促進。
注意点
体質によって効果が異なります。
特に、熱性体質(常に体が熱く感じる、顔が赤くなるなど)の人は、唐辛子や山椒の摂りすぎに注意してください。
胃が弱い人や炎症がある場合は、刺激が強すぎる可能性があるため控えめに。
これから寒くなっていきます。
摂り過ぎに気をつけて、時々、料理に、七味をひと振りして食べると寒さ対策になるので、おススメです。
ちなみに私は、ご飯に七味と醤油をチラッとかけて食べるのも好きです。
ただし、ご飯を食べすぎてしまいそうになるので、要注意です。