【食後の急激な血糖値上昇を防ぐ・コレステロール排出・便通改善】蒟蒻は財布に優しいダイエットの味方
買い物に行くと、蒟蒻1枚30円だったので、カゴの中へ。
さて、どう調理しようか。
寒くなってきたから、おでんもいいけど、
ほかに練り物や焼き豆腐など買わなければならないから、
別の調理方法を考えよう。
冷凍庫に豚肉があったから、解凍して味噌炒めにしよう。
母親が時々、作ってくれた「豚肉と蒟蒻とピーマンの味噌炒め」
母親は、今は、入院中。先日、面会に行ったら元気そうだった。
「私は元気や」という言葉に、今更ながら気遣いと思いやりを感じた。
もう、母親の作るご飯は食べられないだろう。
こんな日が来るとは思ってなかった頃、
味がどうだとか文句を言っていた自分を思い出す。
時間が経過すれば、二度とない日が来るものばかりだ。
何気なく生活している、そのひとコマひとコマが、
実は唯一無二のものだったと知る由もない日々、
それが幸福だったと知るのは、もう二度とない日が来た時。
さてと、ピーマンは無いから、彩りで刻み葱を最後に混ぜよう。
作り方
蒟蒻を乾煎りして皿に入れて置いておく。
(この時の皿は、後で、玉ねぎが入ることを考慮して選ぶ)
フライパンに油をひいて玉ねぎを炒めたら、蒟蒻の入った皿に入れる。
フライパンに豚肉を入れ炒める。後で再度加熱することを考え、
8割ほど火が通れば、多少火の通ってない部分があってもOK。
固くならないように気をつける。豚肉は別皿へ。
再度、フライパンに蒟蒻と玉ねぎを入れ加熱。
そして、豚肉を入れたら、砂糖、みりん、味噌を入れて炒める。
(味付けはお好みで)
全体が混ざったら火を止め、刻み葱を入れ、
混ぜあわせたらお皿に盛り付ける。
蒟蒻の薬膳視点から見た効能
消化を助け、便秘を改善(理腸通便)
蒟蒻に豊富な食物繊維が含まれていることで、腸内で水分を吸収して膨らみ、便通を改善する効果があります。また、腸内の老廃物を吸着して体外へ排出するため、デトックス効果も期待できます。
血糖値とコレステロールを抑制(降血糖・降脂)
蒟蒻のグルコマンナンが糖の吸収を緩やかにすることで、食後の急激な血糖値上昇を防ぎます。さらに、コレステロールを体外に排出する作用があり、血液中の脂質バランスを整える効果も期待されます。
体重管理・ダイエット(清熱利水)
蒟蒻は低カロリーで満腹感を得やすいため、ダイエットに適した食材です。余分な脂肪を排出し、体内の熱と水分バランスを整えることから、肥満予防や減量にも役立ちます。
毒素の排出(デトックス)(解毒排湿)
蒟蒻には体内の余分な湿気や毒素を排出する作用があり、むくみの解消や体の余分な熱を除去する効果が期待されます。尿の生成を促進するため、余分な水分の除去に役立ちます。
腎臓の保護(補腎利尿)
蒟蒻は腎臓の機能を助け、老廃物の排出をサポートする食材です。
特に、体内の水分バランスを調整し、尿を通じて毒素を排出することで、腎臓への負担を軽減します。
腎臓への負担を軽減するということは、老化防止(アンチエイジング)にも繋がります。
蒟蒻を使った薬膳レシピの例
薬膳では、蒟蒻を温かいスープや炒め物で調理すると、消化が良くなり、体を温める食材との組み合わせでさらに効果が増します。
例えば、蒟蒻と生姜、ネギ、山芋などを一緒に煮込んでスープにすることで、腸の働きを高め、消化を助ける薬膳スープを作ることができます。