Professional coach 前田眞郷さんとのミーティングで学び感じたこと。
はじめに
僕は常に、さらに、進化したいと考えている。
リスクを冒し、大卒と同時にケニアに来た。だが、自分の理想とはかけ離れた現状。もっと俺は出来る。でも、どうやって。そういった思いで、悶々と日々を過ごしていた。
そんな中で、前田さんの発信をSNSで拝見し、すぐにメッセージを送らせていただいた。本来は、完全紹介性だが、今回は前田さんにご縁をいただき、お話ししてもらえる事になった。
衝撃の会話内容
「99.5%の人間は、本来発揮できるはずのパフォーマンスを発揮できていない」
いきなり、衝撃的な言葉で会話はスタートした。
現代の人類の生活習慣では、ほとんどの人間は本来発揮出来るはずのパフォーマンスを発揮出来ておらず、宝の持ち腐れの状態であると言う。
それを改善し、パフォーマンスを発揮するためには、「生活習慣の全てを変える」必要があると前田さんは仰った。
それは、食、睡眠、運動など、生活の全ての習慣である。大きく3つを挙げたが、もっと細かく言うと、椅子に座るか、地べたに座るかなどでもの小さな積み重ねでも大きく変わってくる。その生活習慣の一つ一つが、自らを形成し、パフォーマンスの発揮を左右している。
便利な世の中、不便な人生
人体のメカニズムは狩猟採集民そのままであり、もちろん脳の機能も狩猟採集民の時と機能は変わっていない。だが、人類は発展し、いつしか携帯を使いこなし、ネットの中に生き、すごく便利な世の中になった。いや、なったように見えている。
しかし、その人類の発展に身体のメカニズムは追いついていない。その結果、パフォーマンスを下げるような生活習慣、これまで人類が行ってきた行動とはかけ離れた生活になってしまっている。
前田さんの話しは本当に面白く、学びと発見しかない。こういった事実を知るだけでも、自分の生活習慣を見なすキッカケになると感じた。
ヒトとして、人として生きる
ここまでは、前田さんにお話しいただいた、人類の発展が今の僕たちの生活にどのような影響を与えているのかを、ここでは書ききれないので、凄く端的にまとめさせていただいた。
そして、ここからは「この便利で、たくさんの選択肢がある世の中を、どのように選択し、生きていくのか」を前田さんに質問し、そこで答えていただいた話しをまとめさせていただく。
最初にも記したが、僕は大卒と同時にケニアに来た。だが、正直に言うとこれからのキャリアや生き方に不安を感じている。その事を前田さんに伝えるとこう返ってきた。
「今の社会は何でも選べる風の社会になっている」と。
思い当たる節がたくさんある。今や「好きなことで生きていく」という言葉が当たり前になり、ご他部に漏れず、僕も好きなことである、サッカーをいま職にしている。そして、SNSにはキラキラした一面がたくさん並び、キラキラしないといけないかのような見えない圧力がある。
何でも出来て、何でも選べる風の社会で何をすればいいのか。
キャリアも生き方も人の数だけあっていい。でも、自分で選ぼうとすると迷宮入りし、何を選択すればいいのか分からなくなる。それが現代の「やりたいことが見つからない」という大きな悩みの一つとなっている。
だから、「自分の生き方、キャリアを決めてしまう」のが、パフォーマンスを高める上ではいいのである。
昔は、階級も決められていたし、生まれた時点で、選択肢はほぼなかった。言い換えれば、生まれた時点で、決められていたのだ。だから、自分の人生に疑いを持つことも、迷うこともなかった。
だから、その天命を全うするために人は生きてきた。今は、何をしてもいいし、何もしなくてもいい時代である。少なくとも日本ではほとんどの人がそうであると思う。
だからこそ、「俺はこう生きる」「これを成し遂げる」と決めてしまう。何でも出来る時代に、自分の天命に従って生きている人は強く、パフォーマンスも高い。
変わらないことは、変わること
では、自分の生き方やキャリアを何に決めたらいいのか。僕も分からなかった。目標とか、目的とか何を持てばいいのか分からなかった。
その事を前田さんに質問すると、目の前のことを全力でやり、そこで結果を出していく。そして、そこで出会った縁や仕事を大事にし、またそこで結果を出していく。その繰り返しであると言う。
人体のメカニズムやこれまでの人類の歴史からみても、長期目標や目的などを持つ方が困難であると言う。
今この瞬間にも人体の細胞は分裂を繰り返し、変化し続けている。そして、その細胞が私たちの身体を作っているから、変化していくことは当たり前で、それを避けて通ることはできない。
だから、仮に長期目標や目的などを持っても、絶対にその通りにはならない。常にヒトは変わり続けるから、それらを持つこと自体がほとんど意味を持たない。
実際に僕のケニアに来た経験が、長期目標や目的を持つことに意味がないという、話しと重なる部分があると思う。
僕は大学卒業時に、プロを目指していたが、それが叶わず、途方にくれていた。でも、それまで本気で毎日取り組み、全力を出し切った自負があったし、日々全力でプロを目指している中で、プロになれなかったことは考えていなかった。
だから、卒業後にまだプロを目指すことを決断した時に迷いはなかった。そして、色んな選択肢がある中で、最後はほとんど直観だったが、次の挑戦の地をケニアに決めた時も、自分の選択を信じることができた。
前例がない挑戦だし、そんな事を卒業前から考えていた訳がない。卒業後にプロになれなかったら、サッカーを辞めるなんて事を考えていたら、今こうしてケニアでプロとして活動もしていないし、こんな貴重な体験も出来ていない。
本当に明日の事も分からないからこそ、いた目の前の出来る事に集中し、毎日を正しく積み重ねる。
しかし、その積み重ねを間違うと、よくない結果になる。なので、プロフェッショナルコーチである前田さんが、日々の習慣の全てを変え、パフォーマンスを発揮させる指導をされている。
さいごに
前田さんは、今回のお話しで、もっと深く、もっと細かく話して下さったが、全ては書けないので、僕なりにまとめさせていただいている。
そして、僕の現状では前田さんに指導していただくことは出来ないので、学ぶ環境を整え、必ず前田さんから学ばせていただきたい。さらに進化するために。
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