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極度の飽き性でも効果があった、集中力を高められる「ポモドーロ・テクニック」

「1時間30分」。皆さんは集中できていますでしょうか。

人間が集中力を保てるのは、持って1時間30分だと言われています。そのため、大学の講義なんかも1コマ1時間30分で区切られていますよね。

しかし、私は1時間30分も集中力を保てた試しがありません。

何を隠そう、私は極度の飽き性で多動性。自覚もしていますし周りからも気付かれてしまっています。

生産性が上がらず、集中力を保てないことが長年の悩みのタネだったのですが、それを改善する術を今まで知りませんでした。

ただ、今回紹介するポモドーロ・テクニックに出会ってからというもの、劇的に生産性が改善されたので、ぜひ皆さんにも共有できればと思っています。


ポモドーロ・テクニックとは

ポモドーロテクニックは、1980年代後半に当時大学生だったイタリア人起業家であり作家のフランチェスコ・シリロによって考案された、時間管理のためのシンプルかつ効果的な手法です。

作業を集中して行う短い時間(25分)と、短い休憩(5分)を組み合わせることで集中力を高め、生産性を向上させることを目的としたテクニックです。

余談ですが、私がこの手法を知ったのは漫画家さんのリアルな現場が知りたいなぁと思いYouTubeを漁っていたところ、たまたま見つけたこの動画でした。

Netflixでアニメ化されている『ケンガンアシュラ』の作画担当「だろめおん」先生の裏側を記録したドキュメント動画です。

だろめおん先生は、まさにポモドーロ・テクニックを活用して12年間ほぼ休みなしで作画されています。

ポモドーロ・テクニックの解説は4:00~なのですが、なかなか面白い動画なので、お時間がある時にでも見てもらえればと思います。

こんな優秀な人でも、やっぱり集中力を保つことは何かしら縛りを設けないと難しいんだなぁと、少し安心します。笑

ポモドーロ・テクニックの手順

非常にシンプルな手法なのですが、念の為手順について解説しておきます。

1.タスクを選ぶ

取り組みたいタスクを1つだけ選びます。試験勉強や仕事など、何でも構いません。

2.タイマーを設定する

タイマーを25分(1ポモドーロといいます)にセットします。タイマーはなんでも良くて、私はスマホを使用しています。

3.作業を行う

タイマーが鳴るまで選んだタスクに集中して取り組みます。25分間はしっかり集中してください。

4.休憩を取る

タイマーが鳴ったら、5分間の短い休憩を取ります。自由時間なので、私の場合はトイレに行ったりタバコを吸ったり、あとは倍速でアニメを見てます。

5.繰り返す

これを4回ほど繰り返したら、15〜30分の長い休憩を取ります。

注意点としては、必ず1つのタスクに絞ることと、タイマーがなってもキリのいいところでやめよう、とは考えずに、時間通りに機械的に行う事です。

ポモドーロ・テクニックの効果・メリット

実際にポモドーロ・テクニックにはどのような効果・メリットがあるのかも共有させていただきます。

集中力の向上

短い時間の集中を繰り返すことで、疲労感を減らしつつ集中力を維持することが可能になります。

この短時間での集中は、「時間が限られている」という意識を強めるため、自然と集中力が高まります。

タスク分割のしやすさ

タスクを短い時間に分割するため、大きなタスクや複雑なプロジェクトも取り組みやすくなります。

タスク全体が見えやすくなり、進捗の管理がしやすくなることもメリットですね。

「一度にすべてを終わらせる必要がない」と感じることで、精神的な負担が軽減され、モチベーションの維持につながります。

達成感の向上

25分間の作業を終えた後、休憩を取るというサイクルは、小さな成功体験を繰り返すということです。

この「1ポモドーロ(1サイクル)」を完了するごとに達成感を感じることができ、それが次の作業へのやる気を引き出し、長期的な目標達成へのモチベーションを維持する原動力となります。

時間意識の向上

ポモドーロテクニックを使うことで、時間をどのように使っているかをより意識するようになります。

このテクニックを実践していると、どのタスクにどれだけの時間がかかるのかを把握できるようになり、時間の使い方を改善するための気づきを得ることができます。

この時間意識の向上は、日常生活の場面でも有効に働きます。

習慣化しやすい

何よりもポモドーロテクニックは非常にシンプルで、すぐに実践できるため習慣化しやすいのが特徴です。

特別な準備が不要で、タイマーさえあれば誰でも始められるため、日々のルーティンに取り入れやすい手法です。

まとめ

試験勉強や仕事のプロジェクト管理にこのテクニックを用いることで、効率的に進めたりすることが可能なポモドーロ・テクニック。

気が散りやすい場合や、タスクに取り組むモチベーションが下がっている場合にも効果的で、私の場合は、これまで1〜2時間作業しないといけないと思うと、腰が重くなり結局手がつけられないという場面が非常に多かったです。

しかし、25分間をまず頑張ろうと思えるので、あっという間に時間が過ぎて、そして休憩中にアイディアが浮かんできて「早く仕事に戻りたい」とモチベーションの向上というところにまで効果がありました。

また、何かを実現したい時に、高い目標を掲げるよりも「目標を近くに置く大切さ」も同時に実感することができたので、このテクニックを用いる事はポジティブな側面が圧倒的に大きかったです。

ポモドーロテクニックはシンプルで始めやすく、私以外の多くの方々もその効果を実感していますので、集中力が保てない方はぜひ使ってみてください。

このような経験談をもとにしたエッセイを中心に、どんどん投稿していこうと思っているので、みなさん仲良くしてください。

自己紹介noteはこちらです。

色々な記事にスキしてくれるとめちゃめちゃ喜びますので、よろしくお願いします。



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