【抽出 ▶︎ ドリップコーヒー(3)】
前回、前々回とドリップコーヒーをいれるときの素材による変化をお伝えしました。
今日はお湯の注ぎ方によってどんな変化があるのかをシェアしていきたいと思います。
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みなさんはお湯を注ぐときにどんなことを意識しているでしょうか?
・回数
・次を注ぐタイミング
・勢い
・時間
コーヒーの本を読んでいると、蒸らしは何秒で、次はどのくらいの量を注いで、ドリッパー内のお湯が落ち切る前に次を注ぎ始めるといった形で書かれていることが多いです。
ここでお伝えしたいのは、前回お伝えしたように素材によって幅があるということです。
これが正解!というものはないんですね。
ポイントは注ぎ方によってどのような作用があるかということです。
①回数
注ぐ回数を変えると自ずと時間が長くなり、味わいはしっかりしたものなります。
切らずにゆっくり注ぐとドリッパー内にお湯が常に溜まった状態になるので、浸漬法的なイメージになり、味わいは優しくなります。
回数が変わることで、味わいが変わるという意識を持つと、自分の注ぎ方がどのような状態を作り出しているのかが見えて、クセがわかってきますね。
そして、ポイントは次に説明するドリッパー内のお湯がどのくらい残っていて、次を注ぐのかということです。
②お湯を注ぐポイント
ドリッパー内にお湯が比較的多い場合には、次を注いでもそこまで抽出されることはないですが、全て落ち切った後に注ぎ始めると成分がより溶け出します。
(お湯が残っているときに浸漬法的な作用が大きいです)
浅煎りのコーヒーのようにしっかりと成分を出したいときにはドリッパー内のお湯が落ち切った後に注ぎ始めるとより抽出を促進できます。
③勢い
注ぐ勢いが強いということは、ポットから出るお湯の量が多いということになります。
その分ドリッパー内を掻き混ぜてるイメージで、抽出が促進されますが、お湯の量も多くなるので、抽出時間が速くなりがちです。
ポイントは自分の注ぎ方がどのくらい抽出を促進しているのか(成分が出ているのか、出ていないのか)を知り、時間はどのくらいかかっているのかを客観的に知ることです。
注ぎ方のクセがある場合には、それを直すというよりは、時間が短すぎないか、長すぎないかを再確認してみることが大切です。
④時間
抽出時間は決まっているでしょうか?
抽出時間が長いとしっかりとしたイメージ。
短いと軽めのイメージ。
というのは、いろんな本に書かれていることです。
これも何分がいい!ということはないですが、私が意識しているのは、だいたい2:30〜3:30くらいのイメージです。
5分くらいでゆっくりいれていて美味しいです!ということも聞きますが、その分挽き目が粗かったり、お湯の温度が低かったりしていると思います。
ですので、まずは条件を固定するところは固定して、適正かどうかをみていくとわかりやすいですね。
最近コーヒーを始めたんだけど、おいしく淹れられないというときには、ポイントを再確認してもらえたら適正なゾーンに立ち返ることができると思っています。
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おいしいね。
適正だね。
というのは、阻害要素のないストレスのないコーヒーです。
そこをまず目指してみると迷いから解き放たれるかもしれません。
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