【抽出 ▶︎ ドリップコーヒー(2)】
前回はドリップをする際に、レシピ、挽き目、お湯の温度が大きな影響を与えるということをシェアしました。
今回はコーヒー豆の焙煎度合いによって抽出は変わるのかということをお伝えします。
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みなさんは浅煎りと深煎りをいれるときでレシピを変えていますか?
何か気にしていることはあるでしょうか?
結論から云うと私はレシピを変えています。
例えば、浅煎りは10gのコーヒーに対して170gのお湯を注ぐレシピ。
深煎りは10gのコーヒーに対して150gのお湯を注ぎます。
浅煎りは挽き目を細かくし、深煎りは挽き目を粗くします。
こうすることで、できあがりのコーヒーのバランスを保ち、適正に抽出することができます。
浅煎りは、深煎りよりも水分が多く、成分が出にくいです。
より成分を出してあげることを考えた方がいいですね。
攪拌して刺激を与えたり、挽き目を細かくしたり、お湯の温度を上げたり。
成分自体もしっかりと抽出して、尚且つ濃度を上げることで、適正でバランスの良いカップが生まれます。
逆に深煎りは、水分が少ない分、お湯を注いだときの成分の出方が強くなります。
そのため、挽き目を粗くしたり、お湯の温度を下げるわけですね。
また、濃度も浅煎りの適正のようにTDS1.4%くらいをとってしまうと苦くて強いコーヒーになってしまいます。
TDSは1〜1.2%くらいが目安かと思います。
このように焙煎度合いによって、抽出のされ方が変わるためレシピの調整が必要不可欠となります。
また、焙煎度合いによって、おいしいゾーン、適正な濃度は変わってくるので、その判断もバリスタに必要とされます。
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今回は焙煎度合いを浅煎り、深煎りのようにシンプルにわけてしまいましたが、実際はコーヒーの表面は浅煎りだけど豆の中心部は焼けていて中深煎りなど、豆の焼かれ方によっても変わります。
そういう豆を浅煎りだと思って成分を引き出す強い抽出をすると、味わいはビターになってしまったという事例になるわけです。
焙煎の仕方で変わってくるとは思いますが、これをもとに何回か修正をかけると適正なコーヒーを抽出することができるようになります。
是非意識して抽出してみてください!
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